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ウィメンズマラソン

ウィメンズマラソン

ウィメンズマラソン

作家
坂井希久子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2015-05-29
ISBN
9784758412599
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ウィメンズマラソン / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

あの坂井さんがスポーツ小説?と、その組合わせに違和感を抱きながら読み進めました。これまでの坂井さんらしさは、少しナリを潜めているようです。前半はとにかく心理描写に重きを置いた作風で、あまりにのシリアス?さぶりに時折読んでいて辛くなる場面もあります。中盤から主人公がマラソンにかける意気込みや執念がどんどんパワーアップし、家族の再生もあわせて描かれて始めると一気に加速します。単純にマラソンだけのことではなく、自分のライフスタイルに対してもしっかりとペースを守り、後悔しないような‘走り’をしないといけませんね。

2015/08/12

takaC

ん?峰子はリオで優勝したってことなのか?これではなんともモヤモヤな終わり方ではないか。気になって困るよ。総じて面白かったけど、真の狙いが何なのか良くわからない点が幾つかあった。例えば峰子が頻繁に言葉を誤用する風に書いていることとか。

2015/10/20

ユザキ部長

株をあげなきゃ!己れのプライドは母から受け継ぎ娘へと繋ぐ。思想も信念もすべて言葉からから作られるもの。女性のライフパワーバランスがよく書かれてる本でした。みんなに読んで欲しい本。オススメです。

2015/12/27

みかん🍊

必死の努力の末やっと掴んだオリンピックの代表の座を望まぬ妊娠で棒に振ってしまい世間からバッシングを受ける峰子、出産し再びオリンピックを目指して復帰する、焦り嫉妬ヒリヒリするような感情と子どもは可愛いが足枷になってしまう、そう思う事の罪悪感、女性は妊娠、出産により何もかも諦めなくてはいけないのか、走る事にしか自分を見いだせない峰子が栞のママである事が母親の娘である事が自分である事に気づき、自分の為だけでなく子供為に走る、爽快感のあるスポーツ小説、妊娠出産を経た女性が活躍できる社会になって欲しいものです。

2015/08/26

ゆみねこ

オリンピック代表に選出された直後に妊娠が発覚して代表辞退と言う、前代未聞の不祥事を引き起こした岸峰子。日本中を敵に回したその後も、どうしても走ることを諦めきれない彼女の葛藤と努力。ヒロインの設定は架空だけど、登場してくる他のランナーはリアルに想像をかきたてられる面々。坂井さんのスポーツものはヒーローインタビューに続いて2作目だけど、こういう路線も中々良いですね。面白かったです。

2015/07/02

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