KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

真夏の雷管

真夏の雷管

真夏の雷管

作家
佐々木譲
出版社
角川春樹事務所
発売日
2017-07-13
ISBN
9784758413077
amazonで購入する

真夏の雷管 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

佐々木譲は、新作中心に読んでいる作家です。4年半ぶりの道警シリーズ、2作目を読みました。万引き事件から始まって大きな事件に発展して行く展開、楽しめました。最期はあっさり終わったので、もう少しサプライズが欲しかったかなぁ!

2017/08/02

おしゃべりメガネ

気がつけば道警シリーズも第8弾となりました。チーム佐伯の面々はもちろん変わらずですが、シリーズが進むごとに「佐伯」さんより「小島」さんの印象のほうが強く感じます。今回もこれまでの作品同様にテンポよく物語が展開し、やはり読みやすさはピカイチです。本作は【JR】がある意味、主役クラスとも言える扱いで、作者さんのあらゆる思いが伝わってきます。今作はこれまで以上にアップテンポでハラハラ感が強く、ここ最近の作品カラーとは少し変化が感じられます。「佐伯」さんと「小島」さんの'関係'もオトナ感が出ていて良かったです。

2017/09/02

いつでも母さん

佐々木譲は警察小説が良い。そして道警ものが面白いなぁと。しかし、チーム佐伯が思い出せない。確かに読んでいるのに・・今回JR北海道に対する氏の思いもあったのだろうな。トカゲのしっぽ切りは、どこの組織にもあるのだろうが、切られたしっぽのその後は確かに気になるところではある。半分過ぎまで もやもやした感じで進むが、ラストに行くに従い私の気持ちも焦る焦る。佐伯が犯人に言った言葉がかっこよすぎです(笑)そうそう、百合ちゃんとのこの先も気になっていたことを思い出した。

2017/08/04

タックン

最新道警シリーズ。今までのとは違い読みやすいけどあっさりし過ぎてて内容がない感じがした。事件も始めから犯人も先も読めて後は犯人がどう捕まるかだけになってた。ノンフィクションの時事ネタと合わせてもっと深い話になると思ったのだが・・・・。シリーズのメンバーの関係もあっさりだった。犯人が捕まってからの描写も動機もないままであっさりでただの窃盗・爆弾事件になってしまった。

2017/10/17

のぶ

ベテランの仕事を堪能した。物語はまず、水野大樹という万引きの常習少年が登場する。やがて別の場所で爆弾の原料となる、硝酸アンモニウムが大量に盗まれる。序盤ではこの二つの関連が掴めない。やがて雷管が盗難に遭い、事件は大きな方向に向かう様相を呈す。徐々に状況が明かされるが、方向ははっきり見えずサスペンスが盛り上がる。全体的に、とてもうまいプロットでできた話で、読み手を飽きさせず最後まで連れて行ってくれる。道警シリーズも数を重ねたが、安定と新鮮さが混じった面白い作品だった。

2017/09/11

感想・レビューをもっと見る