サーカスが燃えた
サーカスが燃えた / 感想・レビュー
starbro
佐々木 譲は、新作中心に読んでいる作家です。著者初の絵本ということで読みました。サーカスの雰囲気、絵もストーリーも好いのですが、本のサイズが小さい(A5判)のが玉に瑕です。中々書店で見つかりませんでした。角川春樹事務所というのも解せない。
2020/06/17
hundredpink
子供時代の終わり
2021/02/14
☆よいこ
小さめサイズの絵本。声に出して読むとリズムが心地いい、約5分▽あたしは、夏になるとやってくるサーカスが大好きで、父さんにねだって連れて行ってもらった。馬の曲乗り、空中ブランコ、つなわたり…夢みたいな時間を過ごしていると、煙が立ち込めてきてテントは大混乱。炎の中、ゾウが水をまき、ブランコ乗りがサーカスの少女を助け出す。あたしも父さんの手からおじさんに投げ渡され、テントの外に逃げ出す。父さんの背中で、サーカスのテントが焼け落ちるのを見た。▽きれいで幻想的なサーカスの物語。大人向けでも可
2020/11/06
kei302
火が迫ってくる様子や現場(?)の臨場感はさすがです。手だけのページはハラハラしました。文字数が少ないのに、テントの中の恐怖が伝わってきます。「サーカスがくる やってくる まちのひろばには この夏もサーカスがくる やってくる」 サーカスという非日常、幻の世界は消えてしまった。もう、あのころには戻れない。幕末ものとSFテイストが含まれた作品以外は全て読んでる(と思う)佐々木作品。初の絵本。
2020/07/12
ヒラP@ehon.gohon
本当にサーカスから火が出た記憶を、持っているようなお話です。 実演中に火が出てパニックになった記憶、父親に背負われて避難した記憶が心に刻まれて、あれほど好きだったサーカスへの思いが色あせてしまったことが語られています。 途中にでてくる、空中ブランコの曲芸師の手を取り合ったシーンが、印象的です。
2021/10/31
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