南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生
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南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生 / 感想・レビュー
ねこ
おもしろかったです。著者の新井素子さんは随分前に「ひでおと素子の愛の交換日記」というエッセイ以来です。(彼女が学生時代で吾妻さんのイラスト付)本書でも、やっぱりSFしてますし、世界観や考え方が相変わらず素敵です。図書館で借りた時、本の厚さにびっくりしました。450ページを超えています。…でもとってもスラスラ楽しく読めました。カテゴリーとしてはラノベ?SF小説?私にはハッキリ分かりません。あっ…感想ー主人公の南海(みなみ)ちゃんが真っ直ぐで、前向きで、明るくて、ちょっと不思議で可愛くてとっても良かったです。
2023/04/20
ままこ
うわぁ。冒頭からいかにも素子さんらしい独特の文体。粗忽者の南海ちゃんは転ぶ回数が半端ない。命の危険がある転び方もする。なのに怪我は軽傷。それには特殊な能力が隠されていた。ある日この能力を活かす仕事のスカウトがきて…。独自の倫理観が展開される素子ワールド。甘さとツッコミどころありのSFファンタジー。謎が残されてるので続編がありそう。
2023/02/05
よんよん
全く奇想天外なお話で、楽しかった。ありえないんだけど、もしそんな超能力を持った人がいたら面白いだろう。そしてその力、悪用することなく南海ちゃんが使うのだから。サクッと読みました。
2023/01/24
よっち
常に転んでばかりで周囲に粗忽姫と呼ばれる高井南海。その特異体質に気づいた御曹司の超能力者・板橋さんと組み、「世界と人々を救う」仕事に乗り出す現代ファンタジー。実は転ぶことでこの空間の各所にあるヒビを修復していたことを、そのヒビを靄として検知できる板橋さんに教えてもらい、副作用で物体を治す力を利用する「修復課」を立ち上げる二人。練馬区・板橋区あたりの靄を探す展開は傍から見たら怪しさ満載で、何でも直していけばそういう発想になるよな…とも思いましたけど、着想から結末まで著者さんらしさがよく出ていると思いました。
2023/01/24
tetsubun1000mg
高校時代にデビューした新井素子さんだが、タイトルと表紙からライトノベル系だと思って手を出してませんでした。 立教大独文科卒という文系だというのも以外です。 スマホもあまり使わずQRコードに至っては訳が分からんと毛嫌いするレベルだとか。 先日読んだ「定年物語」によると題材と構成、登場人物を設定してから、説明文章にならないように前ぶりを入れていくという書き方と言われたことがよく分かる内容。 ファンタジー風でありながら、魂や死後からの再生の問題点など深く考えられている。 展開も読めないし大変楽しめる本でした。
2024/05/15
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