引札屋おもん: 鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-11 時代小説文庫)
引札屋おもん: 鎌倉河岸捕物控 (ハルキ文庫 さ 8-11 時代小説文庫) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。老いらくの恋というのがまた良いのですよね。
2022/05/16
kazu@十五夜読書会
鎌倉河岸捕物控シリーズ第六弾。江戸の老舗酒問屋の豊島屋主・清蔵。店の宣伝に使う引札を新たにあつらえるべく立ち寄った一軒の引札屋。そこで出会った女主人・おもんに心惹かれた清蔵はやがて...。清蔵さんが今回は主役。以前①~⑤を入院のお供に購入後この六巻だけが、手に入らず読む事が出来なかった。シリーズのあとにも「おもん」はまったく出てこないので、不思議に思ってました。他人が口出しのしにくい恋沙汰、清蔵さんの立場ならもっと違う展開も有りうるのですが、豊島屋の場面が毎回でるので、この納め方になのか・・・・
2013/03/21
八子@ちょっと復活
豊島屋の清蔵さんと、引札屋のおもんさんの恋の話だった。こうして静かに終わっていくのも、寂しいけれど綺麗だなと思う。しかしお儀とせさんの包容力はすごいわ。老舗をやるには商才だけではない、人徳みたいなのも必要なんだろう。うん。それぞれの捕物も安定の面白さだった。
2012/12/04
藤枝梅安
老舗酒問屋・豊島屋の隠居・清蔵は豊島屋創業百年の節目に、次の百年を期して、 引札を作ることにし、業者を探していたが、開店したばかりの引札屋の若い女主人・おもんと出会い、 立派な引札を作る。 清蔵とおもんは仕事を通じて心を通い合わせるようになる。 大店の隠居に訪れた最後の恋に本人は勿論、周囲も戸惑いを隠せない。 いくつかの殺人事件を織り込みながら、清蔵とおもんを中心に据えた心にしみる物語である。
2010/07/23
みちゃこ@灯れ松明の火
引札屋おもんさんの身の引き方が潔くて良かった。おもんさんがもう少し性悪女だったら清蔵さんも諦めやすかったのではと思った。やっぱり清蔵さんは豊島屋にいなきゃならない人だね。それから私はおみつさんに憧れてます。手先達の世話をする縁の下の力持ち、素敵すぎる♪。
2010/07/07
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