寺山修司詩集 (ハルキ文庫 て 1-12)
寺山修司詩集 (ハルキ文庫 て 1-12) / 感想・レビュー
佐々陽太朗(K.Tsubota)
私にとっての寺山修司は「五月の詩」「幸せが遠すぎたら」です。短歌でも、俳句でも、歌謡曲でも、戯曲でもなく、これら2編の詩です。 彼は実に多様な顔を見せていた。詩人、編集者、歌人、俳人、戯曲作家、映画監督、脚本家、ルポ・ライター、小説家、エッセイスト、演出家、放送作家、作詞家、競馬評論家、劇団主催者、コメンテーター、あらゆる見られ方を許した昭和のアジテーターであった。その顔のひとつがこれら2編の詩に垣間見える。みずみずしい若さと傷つきやすさ、これこそが彼の本質なのではないかと思う。
2017/04/29
りえこ
詩、とてもわかりやすく美しく素晴らしいと思いました。韻をきれいに踏んでいて、とてもリズムの良い詩が多かったです。
2016/06/14
ぺぱごじら
昭和に生きた方々の書き物に『寺山修司』の名前は度々登場していた。その語られ方はあまりにも多面的で、才能のベクトルや、その才能に対する自負の表しかたで、良くも悪くも見えてしまう人であったのかもしれない。だが詩集には、そうした他人の評価を一切撥ね付けるような『力強さ・不器用さ』、若さ故の『気負い』が感じられ、こういう自分の晒し方をする人はさぞ暑苦しい(面倒くさい:笑)人だったろうなぁと想像したり。今でも時折口にするフレーズが、実は彼のものだと知る度に『言葉の錬金術師』という異名を思い起こす。2014-30
2014/02/15
(can´﹀`*)/
『ふるさと銀河線』で登場した詩が読みたくてトライ(*^^*)詩、短歌、俳句、歌謡詩、劇詩、いろんな種類があったけど詩(人生処方詩集抄)を主に読んだ*短歌や俳句は勉強不足の私には難しかった(TT)詠める人も、それを楽しめる人もすごい!尊敬です*目的の詩《幸福が遠すぎたら》と、《あなたに》がとても好き!!返すまでに何度も読もう*少しでいいから短歌と俳句を楽しめるようになりたい◎◎
2014/09/03
江藤 はるは
寺山修司に狂って候
2020/01/02
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