波濤の牙 (ハルキ文庫 こ 3-13)
波濤の牙 (ハルキ文庫 こ 3-13) / 感想・レビュー
よむよむ
「海猿」のようなハデさはないけど、ひたすら頑張る海保の男たち。悪者がつまんなくてちょっとガッカリ。
2011/06/15
ケイ
昨年に海猿の映画公開に合わせて海上保安庁の仕事を紹介する展示を見に行ったことを思い出した。海峡の付近では、実際にライフルを持って命がけで戦っている隊員達、映画さながらのレスキュー場面などを見て、今までは海上自衛隊の仕事だと思っていた事のかなりの部分が海上保安庁でカバーされていることを知り、その仕事ぶりに頭が下がる思いがした。この作品に出てくる惣領以下の隊員は全員が尊い志を持っている。海保の仕事の大変さが、国民に伝わるこのような作品は素晴らしいと思う
2012/01/16
ゆみねこ
尖閣諸島の問題で話題の海上保安庁。この本では国境紛争は出てこないけれど、体を張って人命救助する海の男の話は恰好いいし読後の後味もいい。
2011/02/14
武者
96年の初版だが、海上保安庁が具体的にどう動いてるところかよくわかり面白かった。無線が壊れた時、レスキューブイで現在地を知らせるという当時新しい方法などとりいれたり、溺れている人を助ける具体的な方法が事細かに描かれていてよくわかった。最近海保が時々話題になるが、もっと中身を知られてもいい仕事なのではないかと思った。北朝鮮の船を装った日本船もあり得るということ、カッコよすぎる海の男たちなど。2日位先まで台風予報が正確にできる男など好感が持てた。海上自衛隊はもと海上保安庁の掃海部隊だった等興味深かった。
2011/02/11
事務所ひとり
私は海保と海上自衛隊をごっちゃにしていたかもしれない。海猿みたいなお話かと思ったけれど、全然違って、海保の隊員自体海の上で犯罪に巻き込まれてしまいます。海で命掛けで働く熱い男たちのお話ですが、熱すぎてちょっと照れるくらいだし、巻き込まれた犯罪もドラマなどでよくありがちだったように思いますが、シリーズ化になっていないのは残念に思いました。
2010/05/11
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