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悲鳴 (ハルキ文庫 あ 10-6)

悲鳴 (ハルキ文庫 あ 10-6)

悲鳴 (ハルキ文庫 あ 10-6)

作家
東直己
出版社
角川春樹事務所
発売日
2004-05-01
ISBN
9784758431019
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悲鳴 (ハルキ文庫 あ 10-6) / 感想・レビュー

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ずっきん

700ページ近いのに飽きない。止まらない。「…………」は減ってる。著者腕を上げてる。展開の都合のよさを、都合がいいと感じさせないのがいい小説だと思う。このシリーズは本当にいい小説なんである。いいエンタメなんである。だから容赦がない。むー、著者に向かって叫びたい。「この鬼畜があああーー!貴に謝れええええーー!読者に謝れええええーー!」✱ぶつ切りレビューなのは次の「熾火」を読み出してて、ちゃんと書く時間も心の余裕もないからです。

2022/04/22

GAKU

探偵・畝原シリーズ第3作。こちらも再読なのに内容、全くと言って良いほど記憶に残っていない。こんなに面白かったのに何故なのだろう?つくづく自分の記憶力が情けない。でも初読みのように楽しみながら読めるのだから、それはそれで良しとしよう。とにかくストーリーの展開が秀逸で、レギュラーの登場人物達も良い。さらに回ごとに登場する人物達のキャラクター描写も。高橋さん変人だけれど何故か親しみを感じてしまう。「困ったものです」。加須美はホラー小説の登場人物より、よっぽど不気味だった。引き続き第4作を再読いたします。

2022/05/26

hanchyan@だから お早うの朝はくる

東さんの小説はキャラの宝庫だ。畝原にせよ「オレ」にせよ、レギュラー陣はもちろんのこと、調査の過程で出会う人々、その一人ひとりの、声色や表情なんかが、読んでてありありと浮かぶ。めっさ「生きてる」感じがするのね。そんな中でも、屈指の名キャラクタ、〈アブちゃんバスター〉こと高橋陽介登場。ホームレスの世界に自然に溶け込む姿は、こんにちいわゆる『多様性の容認』を先取りしているように見えるが、そんな彼が「人間は、得体の知れないものだし、人間同士は理解できないものです」(p398)と言う、このあたりが東さん作品の魅力。

2022/03/27

みすまりも

ススキノ探偵シリーズといい、この畝原のシリーズといい、読み続けてしまうのは、ストーリーの面白さももちろんあるのだけれど、この作者の人物の描き方に惹かれるんだな。と、改めて気づいた。すぐ身近にいるかもしれない、底知れぬ悪意というか理解不能な人々が今作も登場。不気味だ、そして困ったもんだ。

2014/08/13

ざび

また、やられてしまった。小さい話だねえなんて思っていたら、最後の20ページくらいは興奮で手が止まりませんでした。ススキノ探偵シリーズの裏話を知るために他に手を染めていたのが主従が逆転してしまった感じ。

2013/09/18

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