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鬼 (ハルキ・ホラー文庫 く 1-23)

鬼 (ハルキ・ホラー文庫 く 1-23)

鬼 (ハルキ・ホラー文庫 く 1-23)

作家
栗本薫
出版社
角川春樹事務所
発売日
2004-07-01
ISBN
9784758431156
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鬼 (ハルキ・ホラー文庫 く 1-23) / 感想・レビュー

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caramel

最後まで読んでも謎のままの部分があったけど、話は読みやすかったです。人間の闇の部分に焦点を当てているのでドロドロでした。主人公や登場人物に自分とも共通点があるので恐ろしい。

2022/09/30

BUBI

凄まじい呪詛と憎悪とどす黒い怒りが詰まっていて読んでいるとそれが噴き出してくるような小説。救いの無さに気分が悪くなってきますが、結局最後まで読んでしまいました。可哀そうなのは浩太くんですが、2016年の現在、こういう子供が現実にどれくらいいるのかと思うと胸が痛くなります。親に愛されなかった子供が大人になって自分の子供を愛せなくて子供を虐待し、自分も「愛せない自分」への苦しさにのた打ち回る。このループをどうしたら断ち切れるのか。結局、子供を作らないことしかないのか。やりきれない思いです。

2016/04/23

たか

ちょっと苦手なタイプのホラー。とくに子どもが悲しい感じなのは嫌い。

2021/03/14

I3an

人によっては胸糞悪く話だが 人間の奥底に潜んでる魔物を垣間見ることが出来る作品 もしかしたら克子みたいな感情が誰にしも湧き出たことがあるんでわなかろうか。 僕個人も克子に少しだけ共感できる部分が あったが克子の鬼の方が数段格上だった。

2018/06/05

菟原手児奈

幼少の頃から、息詰まる家庭の中で育ってきた克子。父の怒り、母の悪態、祖母の呪詛。一人暮らしになってからも、粘り着くような憂鬱感と、ぎりぎりとした頭痛に近い怒りが、克子の生活を呪縛していた。騒音、そして近所に住む者たちの異常さによって、克子は気が狂う寸前まで追いつめられていくのだが…人間の心の闇を鮮やかに描く、心理ホラー小説の傑作書き下ろし。

2022/05/11

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