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はぐれ牡丹 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

はぐれ牡丹 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

はぐれ牡丹 (ハルキ文庫 時代小説文庫)

作家
山本一力
出版社
角川春樹事務所
発売日
2005-06-01
ISBN
9784758431835
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はぐれ牡丹 (ハルキ文庫 時代小説文庫) / 感想・レビュー

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ぶんこ

突っ込みどころ満載ですが、幹太郎君の可愛さと鍵屋番頭松次郎さんの男気に免じて、楽しむ事にしました。 後先考えず猪突猛進の一乃さんには、どこかで痛いお灸を据えて、反省してもらう場面が欲しかったところ。 裏店暮らしの人々と大店の人々での、お上に対する信頼度が違うのには驚きです。

2015/02/01

コージー

一乃の無鉄砲で直感だけで行動するところに、みんなが呆れたり、でも、人を信じさせる何かを持っているところが、好ましく、スゴいと思った。結局、寅吉たちはお金を取り戻せなかったが、平気だったのだろうか。相変わらず一力さんの物語は、読ませる力がすごい。

2015/12/06

佐々陽太朗(K.Tsubota)

大店の娘として育った一乃であるが、貧乏裏店暮らしであっても明るく暮らしている。夫を助けて野菜の棒手振りをして暮らしを立てる。一乃の心のあり方、生き方が何とも魅力的だ。そんな主人公の住む裏店に起こった人さらい事件。その裏にはロシアとの抜け荷貿易と偽金造りも絡んだ陰謀があった。あくまでもポジティブな主人公。そんな主人公の行動が周りを引っ張り、困難な状況を打開する原動力になる。裏店に住む周りの人々も魅力的に描かれている。山本一力氏らしい小説です。

2010/06/04

シュラフ

物語は、幕府の貨幣改鋳に絡んだ贋金づくりの話である。この作品はストーリー展開よりも、主人公・一乃のもつキャラクターが魅力である。もともと一乃は日本橋両替商の跡取り娘であるが、鉄幹と駆け落ちして深川の裏長屋に住む。生活は貧しくともひとり息子の幹太郎もいて幸せである。ずばり一乃は、今でいう天然ボケ。物事の後先を考えずに口にするし、思ったことはそのまますぐに行動してしまう。周囲は、一乃の唐突な思いつき話がはじまるたびにため息。そんな一乃が、悪党一味の贋金づくりに絡む犯罪を長屋の人たちとともに解決するから痛快だ。

2014/02/15

あやの

一乃がどうも気に入らなかった…ただやっぱり江戸の庶民の暮らしぶりは読んでて面白い。

2010/10/03

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