川崎洋詩集 (ハルキ文庫 か 10-1)
川崎洋詩集 (ハルキ文庫 か 10-1) / 感想・レビュー
HaruNuevo
難解な言葉や、拗れた表現は全く無い。紡がれた言葉は比較的容易に映像として脳内に浮かぶ。 平易であると同時に奥行きがあり、軽やかでありながらずっしりと心に残り、くすりとさせながらもぞわりとさせる。 言葉の不思議を強く感じる詩集でした。
2023/11/05
有沢翔治@文芸同人誌配布中
川崎洋は海を題材に多くの詩を書いた。そして鳥、魚などへの慈しみが垣間見える。例えば、「動物たちの恐しい夢のなかに」などがこの優しさ、愛情への典型例だと言えよう。また言葉遊びのユーモラスな詩も残している。「言葉いろいろ」、「鳥獣虫魚の歌」など六つの章に分けて、九十四の詩を紹介している。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51532810.html
2024/02/20
呉下の阿蒙
地下水/ 海/ 木々の枝が風に揺れている/ とぼれる/ 夏の海/ 家族/ 手紙/ 愛の定義
2019/07/08
Lc
母より海へ還りたい と綴る著者。海に関わる詩が多いです。残りで多いのは、全国の方言を集めた言葉遊び。各地の悪口やはやしことばを列挙するのに愉しかったりします。
2011/08/15
フェデラー
詩集系は本棚に入れておき、再読しています。
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