笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2)
笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2) / 感想・レビュー
サム・ミイラ
聞けば映画化のためにタイトルが変更されたという気の毒な作品。あえてそこまでやったのにこの映画がひどすぎ。小説では津久井をどうやって百条委員会に無事に送り届けるか裏切り者は誰なのか、その駆け引きとスリルがハイライトなのにそのへんはおざなりで、どういう訳かプラックバードのマスターが殺し屋になって狙撃してたりして。もう訳が分からん迷作になってしまいとばっちりを被った感ありあり。このシリーズは最新刊まで全て読んだけれどいずれも水準を維持した良作なだけに、第一作で味噌が付いたようで残念(笑)
2014/05/23
ehirano1
#のっけからエンジン全開!#佐伯のリーダーシップがハンパない!#「先輩には、癇癪よりも感謝」は処世術。#上村の洒落が完全にKY。#刑務所は犯罪者同士の学校になる(種々の犯罪ノウハウの交換場所=学校になるらしいです・・・)。#「スナイパーの見込み発射」というのが恐ろしすぎ。#改題前の「歌う警官」でもよかったのでは?#続巻も読む!
2020/02/15
再び読書
最後のどんでん返しを期待しすぎました。でも、なかなか面白い本でした。しかし、あまりにも単純な動機が、少し拍子抜けしました。裏金でおいしい事をするからバチが当たったのなら、ある意味納得ですが、そこが浅すぎる。命かけて不倫してどないすんねんって感じですね。「シンギング・ポリスマン」なかなか良いです。次の佐伯、津久井の活躍に期待しましょう。
2015/03/16
抹茶モナカ
小島百合巡査の推理力に脱帽。ジャズ・バーが裏捜査本部なので、ジャズ・ジャイアントの名前がチラチラ出て来るのも嬉しい。24時間の攻防。スピード感が良い。
2013/08/10
おしゃべりメガネ
こちらも10年ぶりぐらいの再読です。’道警’シリーズの記念すべき第1作ですが、やっぱりスピード感、そして緊迫感が素晴らしいですね。本作を皮切りに色んな事件が発生(続編)していきますが、やはりスケール含めて本作のインパクトはスゴいものがあります。キャラがまだ地味な登場人物達ですが、そこがまたリアリティがあり、ひきつけられます。再読とはいえ、やはり夢中になって読み進めるコトができるのは作者さんの読みやすい作風ならではです。改めて読み返すと忘れていた設定が再度確認でき、シリーズを読み返すのに勉強になりました。
2018/05/26
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