独り祝言―鎌倉河岸捕物控〈13の巻〉 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
独り祝言―鎌倉河岸捕物控〈13の巻〉 (ハルキ文庫 時代小説文庫) / 感想・レビュー
優希
タイトルにやられましたね。独りで祝言をあげるというのに疑問を持ちましたが、最後は落ち着くところに落ち着いて良かったです。シリーズもののようなので、他の作品も読んでみたくなりました。面白かったです。
2022/05/07
藤枝梅安
金座裏宗五郎の跡継ぎと決まった政次としほの祝言が三月三日と決まり、宗五郎は政次に府中・六所明神への代参を託す。政次はしほだけでなく、幼馴染の彦四郎、亮吉を伴い府中へ向かう。一行は深大寺で事件に巻き込まれる。この巻では、偽の書状による店の乗っ取りが取り上げられる。「吉原裏同心」シリーズでも「沽券」に関する話が語られたが、この小説でも、沽券状の偽装が重要なプロット。「振り込め詐欺」のような犯罪が、実は江戸時代以前からあったのだということを知る。祝言を前にして政次が姿を消す。おそらくは極秘の探索であろう。
2011/01/03
rokoroko
政次としほが親分の代参で「六所明神」に行くとの事。むじな長屋の仲間も連れて婚前旅行か。六所明神がきになって調べたら府中の大國魂神社じゃないか。私は孫のお宮参りで2回行った。次男の奥さんが調布出身だから。地元の氷川神社も入れて6カ所の神社を束ねるのか。初めて知った。深大寺で休む一行。著者は京王線沿線住民か?前回読んだ本も布田(調布)出てきたよね。神田あたりから30数キロ女連れだと良いのかな。内容より細部が気になる再読本でした
2024/06/09
Kau
政次としほちゃんの祝言が迫っていたが、政治は隠密御用で金座裏をあけていた。独り祝言も覚悟して豊島屋にもどったしほちゃんであったが。。。江戸の人情が温かいです。この物語では殿様も町人も人情が通い合うのがいいところですね。😄
2020/05/16
KAZOO
いつも安心して読めるということは、私のような年寄りにとっては非常にうれしいことです。この回は幼なじみ4人組の先頭を切って主人公が祝言を挙げるのですが、次はだれになるのか楽しみがあります。
2013/11/20
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