お宝食積 (ハルキ文庫 わ 1-5 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控)
お宝食積 (ハルキ文庫 わ 1-5 時代小説文庫 料理人季蔵捕物控) / 感想・レビュー
ゆのん
【料理人季蔵捕物控シリーズ4作目】疾風牙による犯罪。悲しい人生を送った女性達が沢山登場し、この時代に女として生まれ生きるのは大変だなぁとしみじみ感じた。おき玖の季蔵への気持ちが垣間見えますます今後が楽しみになってきた。36
2019/01/31
ユメ
どうも、季蔵には本人の意志によらず事件が寄ってくるようだ。今作でも、正月の食積に飾る裏白の間に何者かが貝玉を隠していったのを皮切りに物騒な出来事が相次ぎ、やがてすべてが繋がってゆく。前巻で巨悪がこの世を去っても、お江戸から悪は消えやしない。新たなあくどい人間の登場に、溜め息を抑えられなかった。何よりやるせないのは、今回もまた無辜の女たちが犠牲になることだ。失われた命は帰らないが、心を病んだ瑠璃が笑顔を取り戻す日が訪れることを祈ってやまない。季蔵が教示してくれるお江戸の食文化だけは、純粋に楽しんでいる。
2019/08/05
はにこ
今回も色々な殺人事件。一応それぞれの犯人は捕まるけど黒幕は最後でようやっと。いつもただ食いの田端の旦那。てっきり嫌われ者かと思ったら季蔵はそうでもなかったみたいね。三吉の料理の腕があがってちょくちょく季蔵が店を任せておでかけ。裏稼業にも力が入れられそうね。
2021/10/04
万葉語り
塩梅屋大根を作ってみたいと思った。今度の悪役も清々しいほど悪に徹していて生臭い。いつ成敗するのかと思いながら読み進めた。季蔵さん背が高いはずだったけれどすらっとしているから、この設定の刺客も務められるのだろうと思った。実は恐るべきは烏谷様なのではないかとも思った。
2014/08/26
ichi
【図書館本】シリーズ第4巻。美味しそうなお料理の出番が多く満足。季蔵の裏のお役目も様になってきて、悪者を必ず暴いてくれるので安心して読めました。
2015/09/01
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