熱海湯けむり (ハルキ文庫 さ 8-35 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 18の巻)
熱海湯けむり (ハルキ文庫 さ 8-35 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 18の巻) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
巻末近くで鎌倉河岸八重桜に手を当てるしほ。シリーズ当初独りぼっちだったしほに、手を重ねてくれる夫と血のつながり以上の絆で結ばれた義父母。そしてまだ見ぬ新たな家族。金座裏の安定した捕物帖。安心して読める分、わくわく感の減少は否めない。政次が武芸も人間的にも出来すぎなので、亮吉・彦四郎のように、つまづいて人の情けに成長する話が欲しいところ。
2011/05/25
藤枝梅安
佐伯さんの連載の中で一番楽しく読めるシリーズ。熱海在住の佐伯さん、今回も熱海・初島あたりの風景を巧みに描いている。ストーリーは熱海と江戸の二元中継。宗五郎と政次の活躍が交互に楽しめる。たとえ小さな事件でも、それをどう収めるかを考えながら探索を進めていくのが「金座裏」の仕事。最後にうれしいサプライズがあり、しほが豊島屋の前の八重桜と久しぶりに再会するシーンが絶品である。
2011/08/11
かずよ
事件がさくさく解決して気持ちいい。最後はうれしいニュースもあり皆幸せそうで、めでたしめでたしって感じです。
2011/11/11
ドナルド@灯れ松明の火
金座裏宗五郎夫婦・松坂屋隠居夫婦・豊島屋夫婦+しほ+広吉・忠三郎・庄太の熱海湯治旅で旅先でおきる事件と、留守を預かる政次達の事件を描く。相変わらず胸のすくような事件解決である。しほの懐妊でいよいよ大団円を迎えるのかもしれない。
2011/08/22
Kau
九代目宗五郎親分一行は熱海へ湯治に。留守を守る政次若親分だが、蝋燭問屋三徳の隠居が行方不明になるという事件が起きる。宗五郎親分も、熱海で事件を解決することに。そして、最後にはめでたいこともあります。😊
2021/10/17
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