ぐうたら人生入門 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)
ぐうたら人生入門 (角川春樹事務所 ハルキ文庫) / 感想・レビュー
優希
辛辣ながらユーモアに富んだエッセイでした。狐狸庵先生としての軽妙でお洒落さを感じます。人生指南の箴言でありながら、意外とくだらなさも見える。そんなところが面白いんですよね。人の心理の本質は今も昔も変わらないものだという批評に関しては的確だと思います。基本的には人生を「ぐうたら」に生きる方法を教えてくれている。どこかで力を抜くことで見えてくるものもあるのかもしれません。
2016/11/03
Syo
久しぶり。 今は昔。 狐狸庵先生、 お聖さん、 ドクトルマンボウ…。 懐かしい。
2020/02/11
マエダ
2011年に新装されていて40年近く前の本だが人間の心理の部分は今も変わらないのか批評はかなり的確である。 嫁姑のいざこざが少なくなったことにたいする不満は面白い。
2015/12/01
おさむ
実に約30年ぶりに「狐狸庵先生」、再読。記憶以上にくだらなかったww。遠藤周作は希代のトリックスターだったんですね。
2015/04/25
桜もち 太郎
久しぶりの狐狸庵先生。50年前に書かれたこの作品、一見彼が書く純文学と全く違うようだが、人間のおかしさ悲しさという根っこの部分はしっかりと繋がっている。気に入ったのはやはり最後に出てきたトルコのことわざ「明日できることを 今日するな」だ。世知辛くせっかちになりやすい今の世の中に暮らす我々に対する狐狸庵先生のメッセージのような気がした。
2020/04/12
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