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アニバーサリー―しあわせの降る場所 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

アニバーサリー―しあわせの降る場所 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

アニバーサリー―しあわせの降る場所 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)

作家
飯田雪子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2012-03-15
ISBN
9784758436335
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アニバーサリー―しあわせの降る場所 (角川春樹事務所 ハルキ文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

人によっては甘酸っぱさを感じるかもしれないけど、世代を問わずに読める物語かな。ウェディングプランナーの舞花が、結婚する恋人達のために奮闘する連作短編。恋愛はもちろん結婚式までの過程も人それぞれ。いろいろあるよね。俺も結婚式までのこと、当日の結婚式を思いだしたよ。そして、この物語を読んで思う。うちの奥さんは幸せだと思っているのかな。幸せだと思っていてほしいな。舞花はもちろん、登場した恋人達も結婚後も幸せになってほしい。時にはウルッとし、幸せが流れ星のように降ってくるような物語。心地良い読後感です。

2022/05/31

巨峰

ウェディングプランナーの舞花が主人公の連作短編。小説の冒頭で、休日に休めず仕事を優先する彼女は、5年も付き合った彼氏に振られてしまう。しかし、結婚というある意味奇蹟の演出を重ねる仕事をつづける彼女の身にも129年ぶりの奇跡が訪れるのです。。。安心安定誠実の飯田雪子さん。薄い小説だけど、しっとりとした気分になった。でも、ちょっと旬のある小説かも。次は129年もかからないよね??

2013/12/24

coco夏ko10角

ウェディングプランナー・篠原舞花の仕事と恋愛。結婚式ってやっぱり大変だ…。長年同棲してるカップルのお話『チェック・ポイント』が面白かった。

2015/06/05

いずむ

サムシング・フォーならぬ、サムシング・シックス。花嫁の幸せと、自分の幸せ。結婚式で幸せになるのは、門出を迎える2人だけじゃない。家族がいて、友人がいて、中には恋敵なんかもいたりして。もちろん式を支えるスタッフだって、「しあわせのおすそわけ」を貰うべき1人だと思う。結婚式って、きっと、自分と相手と、関わってきた人たちへ、「この人と幸せになりますよ!」って宣言して、その幸せを分け与えるための儀式なんですよね。一男子として、少し照れくさいような、くすぐったいような、誰かと一緒に迎える、夢と幸せのある未来を思う。

2012/02/24

銀雪

いいお話。読んで良かった。連作短編集になっているだけでなく、舞花の成長物語になっているのもいい。結婚式にまつわる群像劇、といえば、辻村深月『本日は大安なり』も面白かったけど、こっちは安心して楽しめた。真希と拓の出逢い方が個人的にすごく好き、だけど舞花たちの出逢いも運命的だな。素材はとっても甘い恋愛でも、飯田さんの手にかかればほどよく甘みを抑えた洗練された文章になるんだよね。失恋のエピソードや、登場人物みんなの悩みもしっかり描かれていたから、嫉妬せずに読むことができたのも良かった(笑)。

2012/05/16

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