KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

四文屋―並木拍子郎種取帳 (ハルキ文庫 ま 9-5 時代小説文庫)

四文屋―並木拍子郎種取帳 (ハルキ文庫 ま 9-5 時代小説文庫)

四文屋―並木拍子郎種取帳 (ハルキ文庫 ま 9-5 時代小説文庫)

作家
松井今朝子
出版社
角川春樹事務所
発売日
2012-06-15
ISBN
9784758436694
amazonで購入する Kindle版を購入する

四文屋―並木拍子郎種取帳 (ハルキ文庫 ま 9-5 時代小説文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kaoru

江戸時代のうんちくと食べ物、そしてミステリーとこのシリーズの良さが詰まった安定の面白さ。また、拍子郎の悩みとリンクする事件が起きたり、拍子郎がある決断を迫らたりと、前作からつながる本筋にも動きが。

2017/10/27

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

上方から来た人気狂言作者並木五瓶の弟子、拍子郎が江戸の町で見掛けた変わった出来事(事件)を師匠のために集める種取帖シリーズ4作目。このシリーズのおもしろさは芝居町の人々の様子や江戸時代の芝居小屋の楽屋裏を覗き見するような楽しさ、メインの登場人物たちのキャラクターの良さ、もちろん、捕物帖的な拍子郎の事件の推理がある。おあさと拍子郎の仲が、もどかしい!!

2015/02/11

タツ フカガワ

1作目「一の富」から見ると拍子郞、4作目では結構頼もしくなりました。その成長ぶりとおあさ坊との関係は、藤沢周平「獄医立花登手控え」シリーズを思い浮かべました。それに今回も美味しい料理が紹介されます。なかでも、酢ではなく煎り酒を使った鯵の沖なますは、本気で作ってみようかと思ったほど。拍子郞の出自や、おあさ坊と拍子郞の行方など、この続きはいつ出るのだろうかしらん。

2017/09/04

rakim

拍子郎種取帳の4巻目が出ていることに気づかず、松井さんの著作歴を見て「あら?何年ぶり?!」と購入。相変わらずの拍子郎とおあさですが、お互いの「家」のシガラミを超えられる良い策はないのでしょうか?とはいえ事件は軽快に謎解きされていくのですが。

2016/07/08

演習家康くん

松井今朝子さんの連続物小説。数ある松井今朝子作品の中で僕的にはとても読みやすくて面白い作品。ただ四巻が出るまでにかなり間が空いたので少々忘れている所も。拍さんもおあさちゃんもお互いが諦めて、それでいて諦められないジレンマがあり。そこを師匠の五瓶夫婦は取持とうとして・・・。なんだか歯車がかみ合わない。拍サンは芝居町を出れば同心「筧」の弟で、兄は自分のアトを弟に継がせたいし、おあさちゃんは家に戻れば一人娘で婿をとらなければいけない立場だし。この恋は一体いつまで焦れるのか。表題作「四文屋」と併せて5編収録。

2013/04/11

感想・レビューをもっと見る