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春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻)

春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻)

春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻)

作家
佐伯泰英
出版社
角川春樹事務所
発売日
2012-11-15
ISBN
9784758436984
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春の珍事 (ハルキ文庫 さ 8-38 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 21の巻) / 感想・レビュー

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藤枝梅安

シリーズ21作目。金座裏の猫「菊小僧」が家出した。それと時を同じくして、同心・寺坂穀一郎の甥にあたる若者が姿をくらました。寺坂の依頼を受けた金座裏の面々は探索を始める。複数の事件が並行して起こるのは現実味があるが、それぞれの展開が想定内に留まり、探索の方法もマンネリ感が否めない。私はこのシリーズに奇抜な趣向を求めている訳ではないので、金座裏とそれにかかわる人々の生活ぶりを温かく描いてくれればそれでいいのだが。なんだか中途半端な読後感が残念。

2012/12/12

ドナルド@灯れ松明の火

鎌倉河岸も早21作目なのか。珍事というだけあって、愛猫菊小僧の家出とおみつの心労。同心の寺坂の親戚芳次郎とお彩さまとの結婚前に芳次郎が行方不明に。2つの事件に平穏だった金座裏の面々が捜査にあたる。謎も軽く読み易い。又しばらく待たねばならないのにあっという間に読了。むじな長屋で一緒に育った彦四郎も晴れてお駒と子供のおかなと所帯を持つし、亮吉もお菊との距離が縮まり春がもうそこまで・・・。

2013/01/15

kazu@十五夜読書会

今回の二つの失踪は、失せ人探しは、政次のきれのいい啖呵で、悲しい結果にならず無事解決。菊小僧の失踪にオロオロの女将さんおみつが、菊小僧とともに表紙に登場!菊小僧は、事件に関係なく単なる冒険?彦四郎に続き、成長の無い不器用な亮吉にも、春の訪れでめだたしめでたし。次巻で、赤ちゃん誕生かな?

2012/11/23

タカシ

結婚前の婿の失踪事件を追って鎌倉まで。猫の菊小僧も失踪。失踪事件の謎はそれなりでしたが事件としてはあっさり解決。つけたしで2つ事件があったけどページ合わせかな。ちょっと盛り上がりに欠けたかな。次巻に期待。

2014/07/15

KAZOO

今回は猫を含んでの失踪関連の事件です。時たまこのような猫などを使っての作者のサービスがあります。そうしないといつも事件ばっかりだと面白くないのでしょう。市井の生活を含めてうまく読者を離さない心づもりがあります。

2013/12/25

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