風色デイズ (ハルキ文庫 あ 23-1)
風色デイズ (ハルキ文庫 あ 23-1) / 感想・レビュー
ちはや@灯れ松明の火
まだやるの?なんてからかうように真正面から、あともうちょっと、と支えるように後ろから、あんなにも風を感じてすごした日々を他に知らない。この道をずっと進むのかもしれない、今ここにいる瞬間だけで燃え尽きるのかもしれない。どっちでもいい、すきとおる風に熱い赤がにじむ。ボールが跳ねる、転がる、追いかける。前にのめる体はきっとカッコよくはない、だけど気持ちいい。歓声が風ごと黄色く染める、悔し泣きが水色に塗りつぶす。なんでがんばるの?好きだから、他に答えなんていらない。ひとつ乗り越えた弱さ、みどりの風が吹いている。
2013/05/17
ぶんこ
梅田さん、はらださん初読みですが良かったです。 他の作品も読みたくなりました。 ハンドボールはマイナー競技だけに、知らしめ効果はあったと思いますが、選んだ背景に違和感があり、この作家さんとは感性が合わなさそうだと思いました。
2015/05/22
み
三羽さんの作品目当てで、ややくだらない系の作品でした^^;好きですが。他の作品は、大崎さんの日常の謎解きっぽいのが好みでした。
2018/05/23
とりあえず…
梅田みかさんのバレエの話目当て。これは踊りを知ってないとイメージするの難しくないかな? 面白かったのは、ハンドとバスケのお話し。始める理由なんて何だっていい。選手として、直接競技に関わってなくたって、深く関わり合ってるんだ。青春時代に夢中になれることがあるっていいですね~。
2013/08/13
びすけっと
2012年12月刊。初出 ランティエ+書き下ろし。遠征先図書館出会い本。はらださんのサッカーものはさすが。川島さんのハンドボール、軽薄さを感じさせる文ながらもおもしろさを伝えてくれます。大崎さんのバスケット&生徒会、意外な展開に引き込まれました。この作品が一番良かったです。三羽さんは初読み。生徒が納得するならこんな高校野球もありかもね。あさのさんのマラソン、打算的雰囲気が楽しい。堂場さん、初読み。ラグビー、怪我はつきもの。再起の道のり、きついよなあ。梅田さんのバレエ、鼻を折られて終わりとは。ああ残念。
2014/08/11
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