史記 武帝紀 1 (ハルキ文庫 き 3-16 時代小説文庫)
史記 武帝紀 1 (ハルキ文庫 き 3-16 時代小説文庫) / 感想・レビュー
W-G
『キングダム』で始皇帝期、『龍師の翼』で項羽と劉邦期ときて、ちょっと間は空くものの、マンガで楽しんでいる史記の続きになる。まだまだ先は長いものの、掴みとしては十分に期待出来る。武帝劉徹以外の主要人物は、どんどん移ろっていくのだろうが、衛青がすごく良く描かれていて、いなくなって欲しくない。内面描写をあまり深くせず、言動や行動でタフガイに創り上げるのは、まさにハードボイルドの流儀。次巻あたりから、匈奴側の視点場面も増えてくると思われ、そちらも非常に楽しみ。司馬遷もまだ登場していないのでこれまた期待。
2018/11/09
海猫
武帝劉徹を中心とした主に3人のパートでお話が出来ている感じ。衛青が地道にのしあがったり、大月氏国を目指す張騫の旅が過酷であったり。前半は足元を固めてるようでちょっと展開が重いが、あとになるにつれ読みやすくなってくる。壮大なスケールに相応しいドラマ展開はまだなれど、2巻以降うねりが出てくるかと思う。
2019/05/15
ehirano1
#劉轍の忍耐に唯々感心(キングダムの政みたいですね)。#衛青の心身の強さに惚れ惚れ。#張騫の匈奴脱出にワクワク。
2019/02/02
優希
中国の大河ドラマ的な話なんだと思いつつ読み始めました。前漢の時代、帝であった劉徹に関わる物語なんですね。軍人として生きる道を与えられた衛青の匈奴征伐と劉徹の命で大月氏国を目指す張騫。最初から面白く、躍動感があり、最初から面白いです。今後の展開が楽しみでなりません。
2015/02/08
しょーた
史実にどの程度基づいているかは別として、手始めに本書を選択。史記に関して無知もいいところだったが、北方謙三氏の表現に引き込まれ、あっという間に読破。1巻では、漢の皇帝である武帝が、奴僕同然の衛青を将軍として抜擢し、対匈奴との戦いで戦果を挙げていく。死と隣合せの張騫の砂漠旅も見所。武帝の先見性と決断力の高さ、そしてブレない信念に国のトップのあるべき姿を感じた。衛青には、用意周到な準備(戦術プランと騎馬&人材教育)があって初めて成果が出る、ということを改めて自分の行動と照らし合わせて反省する良い機会となった。
2014/12/18
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