よっ、十一代目! 鎌倉河岸捕物控二十二の巻 (ハルキ文庫 き 8-41 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 22の巻)
よっ、十一代目! 鎌倉河岸捕物控二十二の巻 (ハルキ文庫 き 8-41 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 22の巻)
- 作家
- 出版社
- 角川春樹事務所
- 発売日
- 2013-04-26
- ISBN
- 9784758437301
よっ、十一代目! 鎌倉河岸捕物控二十二の巻 (ハルキ文庫 き 8-41 時代小説文庫 鎌倉河岸捕物控 22の巻) / 感想・レビュー
kazu@十五夜読書会
金座裏では、十代目の政次の妻・しほの産月が近づいていた。そんななか、本町の薬種問屋「いわし屋」では、高値の薬種ばかりが無くなる事件が起きていた。身内の仕業なのか、番頭葉蔵に内密に探索を依頼された政次らは、手下の弥一らを奉公人として送りこみ、内情を探ることになるが…番頭葉蔵には別な懸念が有った、それは旦那の過去で脅迫をされていることだった、スキャンダルを恐れた主従は…。えっ!タイトルが!「よっ、十一代目」って…シリーズ読みには露骨なネタバレ(>_<)。⇒
2013/06/15
優希
一難去ってまた一難。振り回されながらも新たな命の誕生は嬉しいものです。タイトルが熱いですね。
2023/08/27
藤枝梅安
十一代目、といえば、先代の團十郎だよね。それはともかく、金座裏ではしほの出産が近づき、何となく落ち着かない日々。本町の薬種問屋「いわし屋」の薬種が無くなる事件が起こる。捜索を開始した金座裏だが、「いわし屋」の主人・儀右衛門の若い頃の放蕩が、20年近く経った今、騒動の原因となっていた。道楽息子が主となった老舗が無くなる危機を金座裏が救うのか? 儀右衛門は今後も登場してくる予感。その後のエピソードはとってつけたような感じ。金座裏十一代目誕生でこの巻はめでたく幕。
2013/06/08
ひかつば@呑ん読会堪能中
メインは薬種問屋がらみの探索で彦四郎の祝言が絡み、落着したと思ったらお馴染お喋り駕籠屋が災難に遭い十一代目が生まれるという盛沢山な一冊。駕籠屋の話はなくてもいいから、反省の見られない薬種問屋の親父をもっと凹ませてくれても良かったのだがなぁ。
2013/05/03
ドナルド@灯れ松明の火
タイトルから政次としほの間に男子誕生とわかる。彦四郎とお駒の祝言がメインと思っていたら、我儘ないわし屋の主人の過去の行状から強請られる事件が発生。この犯人たちに殺されたお産婆のおひゃくさんは可哀そうだったが、溜めたお金をお救い小屋に寄付するという遺言、何と素晴らしい人だったか。おしゃべり駕籠屋の繁三と梅吉が借りた花駕籠が盗まれた事件はおまけだったな。鎌倉河岸シリーズもまもなく終わりそうな雰囲気になってきた。亮吉が祝言を上げるところで大団円か?
2013/05/20
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