逢いに来た男 (ハルキ文庫 あ 10-17)
逢いに来た男 (ハルキ文庫 あ 10-17) / 感想・レビュー
hanchyan@だから お早うの朝はくる
事あるごとにしばしば読み返す一冊。自分が東直己さんという小説家に信頼をおいてるからなんだろうが、やはり何度読んでも面白い。SF的なガジェットが使われてたりするものの、各々の肌合いは滑らかさを欠いた幻想譚て感じ。その不均一さが作者の素養・懐の深さの証左であろう。癖になる。以前、読み友さんとのお喋りの際、「『ここではないどこかへの憧憬』が読書の動機」的なことを言ったらなんだかやたら冷やかされたもんだが(笑)あれってマジだったんですよYさん(笑)。「梅雨時雨」とにかく元気出る。「はい、チムチ!」パシャ!(笑)
2018/09/17
林 一歩
微妙な短編集。「ビデオ・ギャル」は意味不明。この作家は短編向きではないと実感しました。
2013/11/01
みすまりも
どの話もなんとなく、薄気味悪くて後味悪い。時々過去の記憶が混乱することって、誰にでもありますよね。そこをうまくついてる感じがします。認知症とかの脳の病気って、こういう風になっていくのかなぁ…ぞくっ。
2015/05/03
merry
少し背筋が寒くなるような短編集。ススキノの風景はやっぱり好きだ。
2013/12/27
nemuro
東直己は、今では、映画『探偵はBARにいる』の原作<ススキノ探偵シリーズ>の著者として、それなりに知られているのかもしれませんが、本書に収録されている六篇中五篇は、『探偵はバーにいる』でプロデビューするよりも前の作品とのこと。ススキノが舞台となることが多い作家ですが、同時代にススキノで過ごした者として、いつも懐かしさに包まれてしまいます。
2013/07/26
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