KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

神様のみなしご (ハルキ文庫 か 13-1)

神様のみなしご (ハルキ文庫 か 13-1)

神様のみなしご (ハルキ文庫 か 13-1)

作家
川島誠
出版社
角川春樹事務所
発売日
2014-12-01
ISBN
9784758438636
amazonで購入する

神様のみなしご (ハルキ文庫 か 13-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しんごろ

養護施設『愛生園』にいる子供達の話で、テーマは重そうなんですが、決して重たいというわけではないですね。養護施設での日常を子供達目線で淡々と描かれてます。子供達の入園に至って、それぞれいろいろな理由があるし、養護施設の問題もあり、いろいろ考えさせられる物語でした。道徳の授業を受けてる感じがしました。ただひとつだけ言えるのは、養護施設から、卒園していく子供達には、苦労をバネにいっぱい幸があってほしいと思います。

2019/12/28

ケイ

読みながら、これを読んで私はどうしようというのだろうかと思っていた。孤児院に暮らす子供たちの悲惨さも、そこに入るまでのもっとひどい悲惨さも、結局自分には関係ない。知るにはノンフィクションを読めばいいのだろうし、本当に関心があるなら彼らに本気で手をさしのべるべきなのだ。実際にこういった施設で育った人たちが読めば、所詮フィクションだろ、実際は…となるのかもしれない。ただかわいそうとか、なんて悲惨なのって思いながら読むことはむしろ冒涜かと思った。でも、やはり読むべき本で、色んな人が手にとればいいなと感じた。

2016/04/15

ネギっ子gen

砂丘の高級住宅街に建つ、ミッション系の児童養護施設・愛生園を舞台に、その施設で暮らす「ワケあり」な少年少女たちの、それぞれの思いが8章に分け語られる――。その一人は、思う。<園にいる資格は、たしか、18まではあるってことらしいけど/ちゃんとした家庭がないガキたち、自分のいる場所がこの世界のどこにもないってやつだけに与えられる資格>と。BGM【主は来ませり】♪<諸人こぞりて、迎えまつれ 久しく待ちにし、主は来ませり 主は来ませり 主は 主は来ませり>。シュワッ、シュワッって、気の抜けた炭酸。みたいな……。⇒

2021/05/18

nyanlay

内容は深くて重いのに、読後が悪いわけではない。不思議な作品。ただこういった施設は存在していて、そこで暮らす人々がいる。そう言う事実を知っておくのも必要かとは思いました。

2018/01/22

planetarium

世の中は広い。自分の知ってる世界なんてほんの一部分。世の中には色んな人がいて、色んな背景がある。自分を含めみんなが幸せをいつも感じられる日々を願う。

2020/05/10

感想・レビューをもっと見る