雪とけ柳: 着物始末暦4 (ハルキ文庫 な 10-4 時代小説文庫)
雪とけ柳: 着物始末暦4 (ハルキ文庫 な 10-4 時代小説文庫) / 感想・レビュー
とし
着物始末暦「雪とけ柳」4巻。江戸に店を出した京の呉服屋『井筒屋』と余一との関係、余一の過去が少しずつ明らかに、今回は余一さん、かなり自ら動いたのでは次巻も楽しみです。
2015/05/04
小梅
このシリーズは主役である余一が出ずっぱりてはない所が良い!余一の出生や井筒屋との関わりも謎だが、既に伏線が張られてるのかな…また次作が出るまで随分と待たされるのだろうな。
2015/03/18
藤枝梅安
登場人物に関する説明が少ないので、前作までの3巻が手許にないと難解な部分もある。が、無くてもなんとかなる。京都の呉服商・井筒屋の江戸店が開店し、大隅屋の綾太郎がその動向をさかんに気にするところから始まり、余一の師匠と因縁のある井筒屋に、経緯を知らされていない余一が接触を持ってしまうところまでを描く。この小説の面白みは、登場人物、特に女性達がわがままであけすけな物言いをして、ハラハラさせられたりイライラさせられたりする点。いわゆる「善人」が登場せず、その分リアリティがある。若者向けの時代小説ともいえる。
2015/03/16
はにこ
京都から来て江戸で店を開いた井筒屋。しごきを無料配布しだしたがその思惑が黒すぎる!古着屋にも揺さぶりをかけたり、その悪どさは多岐に渡る。今回は明らかにされなかったけど、余一と井筒屋の関係とは何だろう。綾太郎も余一も井筒屋に負けないでー!おみつの恋心は分かるけど、相変わらず好きになれない。。お園は意外と良い人かもしれない。
2020/10/03
ぶんこ
こちらのシリーズ、順番でたらめに読んでいたので抜かしていた巻を読んでいます。貧しい美人の娘に特別高価な(しごき)を与え、お妾さんの斡旋をする。女心をもてあそぶ呉服屋井筒屋。何やら秘密があって井筒屋には近寄らないほうがいいはずの余一、お玉、お糸が関わってくるのでヒヤヒヤしました。
2019/01/20
感想・レビューをもっと見る