ヒーローインタビュー (ハルキ文庫 さ 19-1)
ヒーローインタビュー (ハルキ文庫 さ 19-1) / 感想・レビュー
しんごろ
阪神タイガース、仁藤全選手に関わった人達の話を通して、仁藤選手の人物像、魅力みたいなものを語る話!野球小説というよりは、人間ドラマの方が強いのかな(^^;)決していい成績ではないけれど、仁藤選手に魅入られ、元気を貰っている人達がいたのは事実ですね!新庄剛志がメジャー1年目を終えた時に「記録はイチロー君、記憶は僕が残したい」という言葉を思い出しました(^-^)阪神ファンの方には、ぜひ読んでほしい素敵な作品です(^-^)BGMはニルヴァーナがいいんだけど、家にないからレディオヘッドかなあ(^^;)
2017/01/27
takaC
待ち望んで手に入れた文庫だったし、『あずさ号』→『通天閣』→『Wマラソン』と希久子デラックスコースを堪能した後ということもあって、もうじっくり味わって読みましたよ。加筆・訂正で完成度も高まっていました。
2016/06/07
おしゃべりメガネ
阪神タイガースが38年ぶりに日本一になり、このタイミングで12年ぶりの再読となりました。主人公は架空の選手で'二軍の帝王'こと『仁藤全(アキラ)』。しかし、その名前から誰もが彼を'ゼン'と呼び、類い稀な才能と何ともつかみどころのない人柄に魅力されていきます。明かなにモデルはあの選手や監督だなという方々がちょっと名前を変えて登場するのもなかなかニクい演出ですね。阪神ファンは必ず夢中で楽しめますし、単純にスポーツ、野球小説としても十分に満喫できます。驚きなのは作者さんが、野球に関して全然素人だったんですね。
2023/11/18
sin
東海オフで頂いた本ですゆうさん:)ありがとう。どういったジャンルの本だろう?訝りながら頁を捲ったのは通勤途中の阪神電車…これ阪神の話やん!しかも舞台となる2010年は名古屋から逆単身赴任で大阪に移動した翌年でそういえば阪神の迷走と中日の優勝のほろ苦い記憶も微かに覚えている。と言ってもこの作品はストレートに野球の話という訳ではなく或る野球人とその人生に関わった人たちの物語…様々な人たちの生き様を通して朴訥なヒーローの人となりが語られクライマックスへ向けて高められていく…その瞬間の輝きはまさに場外ホームラン!
2017/05/10
相田うえお
★★★☆☆22015【ヒーローインタビュー (坂井希久子さん)】仁藤全。阪神タイガースに期待され入団後、いまいち勢いが続かず10年ほどで引退した選手です。彼と関係した様々な人達が彼を語る連続短編構成の作品。【メモ】◯栗🌰。勝ち栗って〜事で縁起がいいらしい。当方も勝ちたいときに食うぞ!◯ウサギ🐰。声帯が無いらしい。仲間との情報伝達より天敵に鳴き声で察知されないことを選んだのだ◯止まったままの時計は子供達の味方らしい。遊んでて門限に遅れたら「時計が止まってたんだよ」と。◯1日500円で生活出来るだろうか?
2022/02/07
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