わが闘争 (ハルキ文庫 か 1-7)
わが闘争 (ハルキ文庫 か 1-7) / 感想・レビュー
緋莢
活字と映像、音楽を組み合わせ、書籍と映画を同時に売り出す「メディアミックス」を生み出し、行った事で、出版界や映画界の風雲児として一世を風靡した角川春樹。しかし、コカイン密輸事件で逮捕、その後、弟の歴彦に角川書店から追放されてしまう。保釈中に角川春樹事務所を設立し、今なお、多くの作品を出版する傍ら、俳人としても活動する角川春樹の激動の人生を綴る。
2016/09/02
チェアー
うーむ。なんでいま、この本を文庫として改めて世に出すのだろう。おれさまは天才で神様。他の凡人や愚人たちとは違うんだ。天才として与えられた使命を果たすのだ。だから覚醒剤なんてチンケな罪なんだと。巻末の高田都の解説文では、近年は編集者として、ゲラを持って書店回りをしたりしているという。その姿をまとめた方がずっと共感を持ってもらえるのに。奇人を周囲が褒めちぎっていて、それも違和感大。自伝ならもっと普通に書き、周囲も是々非々で書くべき。そうしないと読者は信用しない。
2017/04/19
0607xxx
タイトルもさることながら、想像以上の人物だった。圧倒的な個性を垣間見ることができ、楽しめた。「お返しと仕返しはお早めに」を見習いたいと思う(笑)
2016/07/28
芋煮うどん
自分をここまで手放しで天才、と言えるなんて。ある意味すがすがしい。UFOとのやりとりは、なかなか読ませます。
2022/12/19
勉誠出版営業部
角川春樹さんの『わが闘争』を読了。吉田豪さんのインタビュー本の中で触れられていて、気になっていたもの。装丁は単行本版の甲冑姿の方がインパクト大ですが、中身の濃さは格別。
2017/07/23
感想・レビューをもっと見る