不惑: 新・剣客太平記 5 (ハルキ文庫 お 13-16 時代小説文庫 新・剣客太平記 5)
不惑: 新・剣客太平記 5 (ハルキ文庫 お 13-16 時代小説文庫 新・剣客太平記 5) / 感想・レビュー
とし
新・剣客太平記[不惑]5巻。父虎蔵が若月家の姫の命を助けたおりの約束、竜蔵が40歳になったら剣術指南の声をかけて欲しいとの口約束、から羽州の若月家剣術指南になり、お家騒動に巻き込まれながら、鉄斎、源内父子の確執を解き、又新たに虎蔵の思いを汲とり成長した竜蔵さん良いですねますます円熟味が増し貫禄が、もう少しやんちゃであればもっと良しですね。
2016/11/20
ドナルド@灯れ松明の火
若月藩の依頼(父虎蔵の一言が招いた)で道場に活を入れる。やや中だるみした前作から復活。本作はほぼ若月藩がらみだった。父子旅は竜蔵とは異なった剣客の父と子を描く。こういう剣客もいたんだとその生きざまに納得。 お薦め
2020/08/07
chacha
新シリーズ5 父の虎蔵が巻き込まれたお家騒動がもとで若月家の剣術指南となった竜蔵。雪の方は父との約束を守り 夫となっ た左衛門尉に竜蔵をいつか指南にと考えていた。昔の恩を忘れずにいた雪の方。そしてその夫 どちらも好印象。でも、その後竜蔵にあれこれ頼み ちょつとそこまでとは思うもののお人好しの竜蔵のこと楽しんで役をこなす。剣客の親子 いろいろな過去をなんとか竜蔵の仲立ちで和解できた。そして父のことも懐かしく思い出す。なかなかの不惑である。
2021/10/04
ニッキー
今回は、全体が一つの物語になっており、長く楽しめた。やはり、一章では描ききれない。御家騒動に端を発した 過去の経緯が時を経て竜蔵にもたらされた、新たな指南役と言う任。また時を経て明かされる親子の情に泣かされた。
2019/01/18
Totchang
表紙の絵は第三話での練習風景でしょうか。新・剣客太平記第5巻の本書では、大名若月家に題材を取り、全4話ともその関わりを描いています。その一方で父と子の関係を様々な観点から描き、40歳の脂の乗りきった峻竜蔵が進むべき道を模索します。竹中庄太夫が伝授した毛利禄左衛門(54歳)が繰り出す「秘剣蚊蜻蛉」が見ものです。(笑)
2018/10/24
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