未来へ・・・(上) (ハルキ文庫 あ 22-2)
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未来へ・・・(上) (ハルキ文庫 あ 22-2) / 感想・レビュー
ままこ
15年前に事故死した娘の運命を変えられるかもしれない。『私の思いは、私の信念と、矛盾している』母親の若葉の葛藤と苦しみ。生きてるもう一人の娘の菜苗は異常な行動を起こす母親に気づくが…菜苗はおっとりしてるが芯はしっかりしているようだ。【夢と現実』どういう方向へ向かっていくのか(下)へ読み進む。
2017/05/08
rico
えっと、久々の新井素子さん。女子高校生のひとりごとのような、日記のような、独特の文体は健在。ただ50代半ばの女性(主人公もね)がこの語り口ってどーよ、ていうのはある。でも、これがあってこその素子ワールド。だから良しとする。うん。で、肝心のお話の方はさっくりいうと、上巻では、止まってた時計が動きだして、過去と現在がつながったとこ。未来はまだ見えないけど、絶望が待ってる、なんてことは絶対ないと思う。だって素子さんの描く女性たちはふわふわしてるように見えても、とても強いから。ということで、感想は下巻で書きます。
2018/05/12
た〜
相変わらずの素ちゃん節。テーマは「家族愛」なのかな?それと、変則タイムトラベルと思っていいのかな?
2017/04/18
ロボット刑事K
中学、高校と取り付かれたように読んだ新井素子さんの作品。SFに始まり、エッセー、サイコホラー、コメディと幅広く著作され読み続けてきましたが、いつの間にか距離を置いてしまいました。さて本作は、過去の自分とコンタクトできるようになるという、日常を舞台にしたSFです。とある事件を防ぐため過去の自分を説得しようとするも自分から人非人(これって凄い言葉ですな。人に非ざる人とは。)と非難されてしまいます。もし私ならテメエに何が分かる、と一刀両断ですが。まだ話の途中ですので☆3つで。後半期待してます。
2022/12/10
鍵ちゃん
「かなちゃんのお仏壇を、だして亅。多賀内若菜は、成人式を迎えた一人娘の菜苗から思わぬ願い事をされた。20年前に双子を授かったときには、愛らしい娘たちと優しい夫の家族4人、いつまでも幸せに暮らすのだと思っていた。けれど、せれから5年後の夏、双子の姉、香苗は遠足のバス事故で亡くなってしまった。菜苗の願いを聞き入れ、しまい込んでいた仏壇を出してから、若菜は封印していた悲しい記憶を呼び起こされ、不思議な夢を見るようになる。下に続く。
2020/11/02
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