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樹海警察 (ハルキ文庫 お 19-1)

樹海警察 (ハルキ文庫 お 19-1)

樹海警察 (ハルキ文庫 お 19-1)

作家
大倉崇裕
出版社
角川春樹事務所
発売日
2017-10-12
ISBN
9784758441223
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樹海警察 (ハルキ文庫 お 19-1) / 感想・レビュー

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しんごろ

樹海専門の部署の警察の話!あんまりミステリー系は読まないんですが、舞台が大好きな県、山梨県ということで、手にとりましたが面白かったですね。事件の内容というかネタは樹海を舞台にしているからこんなものでしょう。上司の柿崎(生真面目すぎw)と部下がかみあわないんだけど、柿崎が部下に育てられた感じで成長していく姿が、良かったかな。ラストはプチファンタジーっぽいシーンがでてきますが、これは余計かなとは思いますが、登場人物の名前がユニークで堅苦しさがなく楽しく読めました。

2018/01/05

ナルピーチ

毎年、多くの自殺者や身元不明の遺体が発見される場所。“樹海”という禁断の地を舞台にした新たな警察小説。キャリア警察官の“柿崎警部補”が新しく配属された先は樹海専門の専属部署・地域課特別室。クセの強い部下3人と共に、樹海で見つかる遺体から事件の匂いを嗅ぎ取り捜査へと乗り出す。シリーズ1作目は自己紹介的な要素を盛り込み、部下一人ずつにスポットを当てた短編3作。各々が樹海に関連される“とある事情”を抱えて職務する。彼らは一体どんな経緯でこの部署へと配属になったのか?このシリーズもこれから大いに楽しめそうな予感!

2022/08/10

ちょろこ

笑いが絶えない一冊。何これ、面白い。めでたく警部補になった柿崎 努が配属されたのは聞いたこともない、樹海で見つかった遺体専門の部署。ノーマル装備のカーキグリーンの軍用ベスト、ズボン、登山靴にまずビビり、さすがフルーツ王国山梨らしい名前と性格も個性的な三人、栗柄巡査、桃園巡査、明日野巡査長にリードされ、あれよあれよと樹海に、この部署に染まっていく姿に笑いが絶えない。つまり読み手は笑いで忙しい。ミステリなのに完全に笑いが主役な感じも好き。最終章はちょい涙。なくてはならないボス、柿崎。チーム柿崎、良い感じ。

2022/03/30

5 よういち

初読み作家/初任幹部科教育を終えたキャリア警部補・柿崎は、山梨県警上吉田署地域課特別室の室長として配属される。しかし、その部署はあの富士山の樹海で見つかった遺体専門の部署だった。/本来なら少し暗めに進むような話なのだろうが、堅物の柿崎といい加減そうで凄腕揃いの部下たちのチグハグな会話が全体的にコミカルな印象を与え、面白く読めた。しかし、最後の3章目はそういうタッチの中でもディーブな内容が語られる。しっかり伏線も回収しているところも良かった。残念だったのは、謎解きで明快に分からなかった部分があったこと。

2021/09/30

やも

山梨県警上吉田警察署地域課所属特別室。これは樹海で起きた事件を専門に扱う部署。所属するのは柿崎警部、栗柄巡査、桃園巡査🌰🍑ついでに言うなら水家巡査や市子野警官も出てくる🍓樹海には死体がゴロゴロ。物言わぬ死体から何を読み解くか、果たしてこれは自殺なのか他殺なのか!彼等はある程度、死体に慣れていて、状況判断なんかは軽々やってのける。慣れないのは配属されたての柿崎警部だけ。後半になるほど死体の謎が深まるミステリーだけど読み心地は重くなく、スイスイ読める。彼等のここでの仕事にこだわる理由もグッと来た🥲★4

2022/02/25

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