衝天の剣 島津義弘伝(上) (ハルキ文庫 あ 27-3 時代小説文庫)
衝天の剣 島津義弘伝(上) (ハルキ文庫 あ 27-3 時代小説文庫) / 感想・レビュー
如水
N○K大河最大のタブー『鬼石曼子』こと、島津義弘が主役です。但し話はドロドロしてる?と言うのも話が秀吉の九州征伐後からとなるので、島津家自体が苦渋を味わった時期が中心で、他小説と違い「豪快さ」がウリの島津家が描写されている訳では無く、島津家渦中の葛藤、人物描写(特に裏面)が前面的に描かれています。義久(兄)とのやり取り等中々?見せ場と言えば『文禄・慶長の役』。…あなた達何者?と思う位の打たれ強さには敬意を表します?因みに過去作、『破天の剣』を読まれると豊久や有信の成長が見れてもっと楽しめます?
2018/06/25
yutaro13
『破天の剣』の続編。ここからは戦国島津の後編=朝鮮出兵と関ヶ原が舞台となる。主人公は義弘。前作では島津四兄弟の団結が九州統一の原動力となっていたことが描かれていたのに対し、今作では家久・歳久亡き後、義久・義弘兄弟の方針の違いが浮き彫りとなり、島津家に暗雲立ち込める。誰も得しない朝鮮出兵から帰国して上巻完。
2019/09/03
わたお
秀吉の天下から朝鮮出兵までを島津義弘を中心に書かれてる。前作と比べて、どうも朝鮮出兵となると内容が重く感じる。
2019/05/29
誰かのプリン
登録するのをすっかり忘れていました。面白く読了。
2018/09/30
ニックス
秀吉の九州征伐が終わってから、物語が始まる。朝鮮出兵での島津家の苦労が話の主筋。とにかく秀吉を憎んでいるが秀吉に勝てない。秀吉に翻弄され島津は疲弊していく。この巻最後でとうとう秀吉は死んだが、下巻で物語はどうなるのか。星3.5
2024/02/11
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