戦国、夢のかなた (ハルキ文庫 お 13-22 時代小説文庫)
戦国、夢のかなた (ハルキ文庫 お 13-22 時代小説文庫) / 感想・レビュー
yamakujira
大坂落城後に、明石全登と真田大助が落ち延びて天草に潜伏、大助が天秀尼と結ばれてなした子が天草四郎となり、死亡を偽装した福島正則まで合流して、島原の乱を指揮する。敵方に水野勝成や立花宗茂を迎えて、戦国の世の終焉を惜しむ同窓会のような掛け合いが楽しい。圧政に耐えかねた農民たちが全登たちの用意半ばで暴発したことで、勝利が望めなくなったという言い訳を用意してはいるけれど、天下の兵を迎えて徳川家に一矢を報いるってにはショボいのが残念。なんだか逃げてばかりの全登、最後までこれじゃあがっかりだな。 (★★☆☆☆)
2020/04/23
秋乃みかく
★★★★☆ 大坂の役で生き残った真田大助、明石掃部、そして福島正則が、徳川に一泡吹かせんと島原・天草で一揆勢と共に戦うなんとも痛快な物語。天草四郎の出生がなんと…!いや~そうきますか(^^)いやはや胸がスカッとする面白小説でした。
2019/09/09
Moeko Matsuda
戦国の世を生きたオールスター総出演の痛快かつ壮大なif物語。なかなか面白かった。私はこのあたりの「正史」をあまり詳しく知らないので、知ってる人がどう思うのかは分からないけれど、これが創作の楽しさだよな〜と個人的には大満足。もしあの人が生きていたら…彼らが手を組んでいたら…と想像しながらシュミレーションできるのが、歴史の面白いところだと思っています。どうせ誰かが自分目線で書いたってだけなんだもの。正しさなんてクソクラエだぜ〜!この先も、大海原のずっと先まで、ゴーゴーカモン一行!!
2019/07/26
ちょびまま
島原の乱をこういう風に読んでみるとまた面白い。夢のまた夢
2021/04/22
チャーリー
真田大助や福島正則までが生きて島原の乱に参加して、落城後は南方へ旅立つなんていくら何でも・・・と思ったが、そういう物語も面白かった。
2023/09/23
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