道標 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ)
道標 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫 こ) / 感想・レビュー
KAZOO
今野さんの安積班シリーズの文庫最新刊でメンバーなどの紹介を兼ねたアンソロジー10編が収められています。主人公やライバル意識旺盛な同期の警察学校時代のはなしやこの班に入る前にどのようなことがあったのかをそれぞれの観点から主人公の班長との絡みなどでうまく描いています。このシリーズを再読したくなりました。
2020/05/26
papako
ホワイトデーに旦那さんに買ってもらった!堪能しました〜。今作は事件ではなく、安積班のメンバーに焦点をあてた短編集。まさか警察学校時代の安積と速水に会えるとは。交番勤務の安積とか、刑事になりたての安積とか。そしてベイエリア分署に赴任したての安積と、石倉との初邂逅も。久々の大橋もうれしい。そして水野が語る研修中の須田とか。速水の恋人?とか。もう、満腹です!なんか分署時代から神南署と再読したくなっちゃいました。エンドレスになっちゃう。だめだめ。
2020/03/14
tengen
シリーズ18。若き日の安積班メンバー。速水や石倉らとの出会いなど、シリーズ愛読者には楽しい一冊。☆熱く警官を志す警察学校時代☆警察官の本分を知る初の交番勤務☆刑事となって師となる先輩三国と出会う☆ベイエリア分署に異動となった鑑識石倉との出会い☆新任の係長に不安な大橋巡査 ☆のろまの須田の能力に気づく村雨☆意気込む若い桜井に昔の自分を重ねる☆水野が語る若き日の同期須田☆安積の留守を預かった村雨が思う事☆安積班のきずな☆彡初任教養/捕り物/熾火/最優先/視野/消失/みぎわ/不屈/係長代理/家族
2021/09/27
Walhalla
安積班シリーズ、ベイエリア分署復活後の12作目となります。全10話の短編集でしたが、これまでの作品と違って、安積係長の警察学校時代・交番勤務時代・新人刑事時代のエピソードが満載で、やがて安積班が出来上がっていく様子などが描かれた作品でした。速水さんは昔から変わらずといった感じでしたが、安積さんは今よりちょっぴり、血の気が濃かったのですね。『いいんだよ。俺たちは臨海署の鑑識なんだ。』とは石倉係長の言葉ですが、安積さんを中心に垣根を越えてチームワークが結束されていく様子は、このシリーズの醍醐味のひとつですね。
2022/01/27
金吾
○安積シリーズの短編集ですが、安積班の人たちの昔の話があり、今の結束が堅い背景がわかるようで面白かったです。「視野」「不屈」「係長代理」が良かったです。
2022/01/14
感想・レビューをもっと見る