親王殿下のパティシエール(4) 慶貝勒府の満漢全席 (ハルキ文庫 し 14-4)
親王殿下のパティシエール(4) 慶貝勒府の満漢全席 (ハルキ文庫 し 14-4) / 感想・レビュー
佐島楓
マリーは大きな時代の流れに巻き込まれていることが示唆される。このまま彼女なりに充実したパティシエ生活を送ってほしいんだけど、どうもキナ臭い。曲者ぞろいの登場人物に右往左往させられつつも、頑張れマリー。
2021/06/02
よっち
謹慎も解かれ、新しい厨房で中華菓子を学び始めたマリー。宣教師から絵画を習ってお菓子作りに生かしていこうとする彼女が、食通の間で信望される超有名詩人・袁枚と出会う第四弾。絵を学ぶ中で永璘のためにできることはないかと考え始めるマリー。西洋の菓子を所望された袁枚から突きつけられる厳しい評価。少しずつ王城内にもマリーをフォローしてくれる人が出てきたのを感じつつ、こういう大物を次々と引き当ててしまうあたりマリーも何か持ってますよね(苦笑)しかし新たな親王殿下との出会いは今後に繋がるのか…気になるところではあります。
2021/05/14
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「親王殿下のパティシエール」第四巻。副題は『慶貝勅府の満漢全席』。食通の間で信望される超有名詩人の袁枚(実在の人物ですよね。)との出会い、これからマリーが清国で菓子職人として生きていくのに、吉となるんでしょうか?そして、占い!一緒に働く小菊についての占いが的中に近い!ということは、マリーの結婚の占いも当たるのかしら?そう言えば、今巻(第四巻)まで恋愛めいた話がなかったですよね。マリーはカソリック教徒、当時の清国では禁止されている宗教ですから恋愛&結婚は無理だよね、と無意識に思ってました。先が気になります。
2023/10/17
優希
マリーの新しい出発と言っても良いと思います。新しい厨房で中華菓子を学び始めるのと同時に絵も描き始める。菓子作りに反映サセy9王としているところで新しい厨房に雇われ、西洋のスイーツが望まれるのも何かの縁なのかもしれません。中華と洋風とまさにスイーツの宝石に包まれているようでした。
2023/09/16
ぽてちゅう
祝🌸職場復帰。マリーが次に目指すは『映え!』。パティシエールになるために必要な技術として絵を習う!絵が描けるようになれば、お菓子のイメージ作りにも、レシピ帳の挿絵にも使える。あわよくば、絵を描くことを禁じられた永璘の隠れ蓑になれば・・・なんて、マリーの微妙な感情が見え隠れ。江南から来た厨師、超有名詩人、若き親王殿下が新たにお話しに加わわり、両手にミツバチ状態のマリー。あれ、親王殿下?今更だけどタイトルの親王殿下って誰?永璘は貝勒(ペイレ)なんだけど。マリー、もしかしてどこかに行っちゃうの⁉
2021/06/06
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