炎天夢 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫)
炎天夢 東京湾臨海署安積班 (ハルキ文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
このシリーズも長くなりました。最新刊です。班長とその部下あるいはその周りにいる関連者を含めた群像劇のような形がいつまでつっづくのか、ということです。班長ひとりでは成り立たないと思われます。今回はグラビアアイドルとその愛人t無くされる人物などをめぐるかなり以前からの事件が絡んでくるのでどのようになるのアkと思いきや意外と犯人は?ということで事件よりもこの班をめぐる人的関係の方が楽しめました。
2021/07/22
papako
やっと読めた!大いなるマンネリ安積シリーズ。大好き!芸能界のドンのクルーザーでグラビアアイドルが殺された。犯人はドンなのか?何故殺された?最初に須田ちゃんがドンの黒い噂を散々吹聴して煽る。ドン柳井は本当にそんな人なの?結局美味しいところは全部須田が持っていく、いつものパターン。苦手な佐治との捜査本部もなんのその。相楽のまさかの告白にびっくりだわ。今回は須田は目立ったけど、安積チームの活躍という点では物足りなかった。このシリーズ、長編を読むと短編が読みたくなり、短編だと長編を読みたくなる。次の文庫化楽しみ!
2021/08/19
kei302
安積班シリーズ新作をポチったつもりが、文庫新刊の方だった…。気を取り直して読み始める。ありゃっ? これ、読んでいなかった。 いやいや、忘れたのかも。どちらでもよいのです。楽しめました(^o^)。いつ読んでも安定安心の今野作品。『暮鐘』は短編集メモ
2021/08/19
keiトモニ
関口苑生解説“企業の面接などで愛読書は何ですか?の質問に文芸書を挙げる人は滅多におらずビジネス書や自己啓発本、歴史上の人物の哲学やらを綴った人生の指南書ごとき本で占められるという…それは他人の頭脳で考えることに馴れてしまいやしないか”…おっと今野敏の小説があるではないか!と関口解説者は仰る。確かに隠蔽捜査竜崎伸也警視長や本シリーズの安積剛志警部補ならご自分で考えるに違いない。これこそが自己啓発ではないか。にしても佐治警部いけ好かない性格だ。佐治警部よ、所轄捜査員の犯人逮捕による敗北感を十分味わいたまえ…。
2022/09/04
tengen
シリーズ19。遺体の主はグラビアアイドルで本名島谷彩子。所属事務所の社長は逆らえば消されると恐れられる芸能界のドン柳井武春。殺された島谷は柳井の愛人と噂があった。捜査会議で柳井社長への事情聴取の報告を受けた捜査本部を仕切る白河耕助刑事部長は「柳井さんが被疑者という事は無いだろうな」と発言する。その言い方に引っかかっていた安積。先輩の海堀刑事から過去の事件で柳井の容疑を白河が捜査に圧力をかけて握りつぶしたと聞かされる。先入観は禁物だと思いながらも振り回される安積だが、仲間を信じ自らの目で真実に迫って行く。
2024/05/29
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