(新装版)硝子の殺人者 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-48)
(新装版)硝子の殺人者 東京ベイエリア分署 (ハルキ文庫 こ 3-48) / 感想・レビュー
み
さくさくと♪安積さん、復縁するのかな?ギャップが長すぎるようにもかんじますが、速水さんの意見を尊重します^ ^
2022/12/18
のほほん
事件そっちのけで安積警部補の心の声を楽しみました。須田巡査部長が安積さんも驚く活躍をします。やや太りすぎで動作は緩慢、傷つきやすく容疑者を怒鳴りつけているところを見たことがないという刑事とは思えない人物です。その彼が捜査本部で意見を言ったので安積さんはびっくりです。しっかり反論もしたのでまたびっくりです。すっかり見直します。仏像のような表情で考えている須田さんは哲学者のようです。事件の方は最後に安積さんの同期の家族が関係していて悲しい結末になりました。速水小隊長は事件と関係ないところで職務特権活用します。
2024/09/07
さくさく
シリーズ第3作。テレビ脚本家の絞殺死体が見つかり、いつも通りに応援に呼ばれる安積班一行。脚本家繋がりでヒントを得た安積は人気女優との接点を見つけ、業界という闇の中に埋没した真相を解き明かす。権力を持つ者に対抗するには自分も力を持つことが必要になるが、それが職務特権なのか権力濫用なのかは常に考えなければならない。世の中では思考停止に陥って正常な判断ができないエリートが威張り散らかしているので、しっかりとした審美眼を持つ人物が上に立つような組織であって欲しい。
2023/04/17
てぃと
安積班シリーズ3作目。時折出てくる安積さんの心の声に、彼の人間味と彼への親近感を深く感じてしまい、今回もイイ感じで読み進めることができました。本シリーズには個性的な警察官が数多く登場しますが、須田部長刑事のキャラが立ってきた感があります。須田さん、ポイントとなる良い仕事をしているな~。
2022/06/10
オールド・ボリシェビク
新装版だが、オリジナルは1998年のケイブンシャ文庫(懐かしいね)。だから、ずいぶんと古くさい印象もある警察小説。東京湾岸で起きた脚本家絞殺事件に、臨海署の安積警部補率いる刑事らが取り組む。シリーズ作なのだが、かなり昔にその中の一冊を読んだような記憶もある。まあ、驚くようなツイストもなく、読後感としては平凡なのだが、刑事たちのそれぞれの個性がぶつかり合う群像劇として読むべきなのかな。
2022/05/16
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