雪に撃つ (ハルキ文庫 さ 9-10)
雪に撃つ (ハルキ文庫 さ 9-10) / 感想・レビュー
nemuro
<道警>シリーズ最新刊にして第9弾。タイムリミットサスペンス。久々の一気読み体感。思えば2019年9月、「札幌弘栄堂書店パセオ西店」にて当時最新刊の『真夏の雷管』(第8弾)を買ってしまったことから。購入済みの『笑う警官』に着手(2019年10月15日読了)。第2弾以降も順次買い揃えつつ『真夏の雷管』(2020年4月4日読了)までの半年間、ゆったりと堪能。並行して本家の<刑事マルティン・ベック>シリーズも新訳版(10作中5作まで刊行)にて40数年ぶりの再読。次作『樹林の罠』の連載も佳境らしく更にジッと待つ。
2022/06/08
たーさん
雪まつり前日に起こった車両盗難事件と発砲事件、さらに女子高生の家出事案も加わり道警カルテットが警察官の使命を懸けて事件を追う。道警シリーズはホントにどれを読んでも外れ無し❗初期は道警対現場の刑事といった構図だったのが最近は様々な事件が起こるモジュラー型にシフトして、更に上手く繋がっているというもう何も言うことはありません(笑) 佐伯さんは退職した先輩から警部試験を受けろと発破をかけられる。そりゃあれだけ解決してれば警部になれって言われるわな。メイン4人の私生活も変化があり飽きることなく読めるシリーズです。
2023/01/09
mayumi
道警シリーズ第9弾。今回は技能実習生の問題を描いている。私は技能実習生はかなり問題だと前々から思っていて、安価な労働力を得る為に「技能実習生」などと体裁を取り繕った政府の愚策だと思っている。素直に外国人就労者として相応の賃金を支払うべきなのに。こんなことをしていると日本に働きにくる外国人はいなくなって、相当な働き手不足に陥るだろうに。作品ラストでは佐伯が介護の必要な父親を引き取ることになったけれど、刑事という不規則な時間の職業の彼に介護が務まるのか?となかなか先行き不安である。
2023/02/19
sg
シリーズ9。まさに俺の心のオロナイン。9も書いてこの面白さ。マンネリとか言うならテメェが書いてみやがれエテ小説家ども。いよいよシリーズ10へ。佐伯と新宮に動きがありそうな予感。まさかの節目の10で最終回なのか。どっちにしろ道警ナメたらダメなんだぜ。
2022/12/15
T. Mu
北海道警察シリーズ、9作目❗この後の続編で一区切りなのかな?今回はさっぽろ雪まつりが舞台でした。佐伯と小島ゆりさんとの関係や、神宮の恋の行方など、登場人物の今後も気になる~😁4.5
2024/03/16
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