親王殿下のパティシエール(6) 大英帝国の全権大使 (ハルキ文庫 し 14-6)
親王殿下のパティシエール(6) 大英帝国の全権大使 (ハルキ文庫 し 14-6) / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「親王殿下のパティシエール」第六巻。副題は『大英帝国の全権大使』。フランス革命が切っ掛けでマリーが清国に逃れて来たことがとても重く感じます。清国はこの時世界最大の国、西欧との貿易が盛んで船で往来してる。政治や宗教の硬い部分と、パティシエールになりたいというマリーの望みと取り巻く環境がどうなっていくのか続きが楽しみ。マリーの出自にも少し触れていて、興味深い展開。そしてやっぱり永璘に淡い恋心を抱いているんだよね?でも、一夫多妻は受け入れられないだろうし、何より嫡福晋の紅蘭が魅力的過ぎる。悲しませないで欲しい。
2023/10/19
優希
マリーの素性が見えてくると言っても良いでしょう。アミヨ神父の容態が思わしくなくなったのは心配ですね。歴史の荒波の中で襲われる運命はあまりにも過酷だったに違いありません。苦しみの波が見えずにはいられません。
2023/09/16
よっち
ついに皇帝・乾隆帝にも認められ、公の場にも呼び出されるようになった仏華ハーフのマリー。それが今度は訪清英国大使のおもてなし役の一人に任命される第六弾。乾隆帝と永璘のなかなか複雑な関係性も気にかけながら、永璘の側室に関係を嫉妬されたり、相変わらず難しい立場を感じさせるマリーが任命された訪清英国大使のおもてなし役。このあたりを読むと当時の清と欧州各国の距離感などが感じられてなかなか興味深かったですけど、アミヨー神父のことや母国の状況など、いいことばかりでもない不穏な状況が今後にどう繋がるか気になるところです。
2022/06/15
はなりん
アミヨー神父が亡くなり、マリーの清国での心の拠り所が無くなり、マリーの出自が火種となりそうな伏線が貼られ不穏な感じに。マリーには幸せになって欲しいけど、どうなって行くのか全然読めない。この時代これからどうなるんだっけ?世界史勉強してないのでよくわからない…。
2022/10/15
ぽてちゅう
仏華ハーフのマリーが清国で新たなミッションに挑む。今回の乾隆帝のムチャブリは「大英帝国大使のおもてなし」。19歳のマリーに容赦ないけど、永璘と嫡福晋ニオフル氏が強力にバックアップ。とくに、女の嫉妬に巻き込まれ悩むマリーのため、ニオフル氏が他の福晋に釘を刺す、いや、杭をぶっこむ場面がクール!憂慮を振り払い作ったお菓子とパンに、鼻をヒクつかせる面々の姿が目に浮かびます。終盤で、母の真名を知り危機感を募らせ、ルイ16世の処刑に衝撃を受け、心の支えアミヨー神父の死に意気消沈するマリー。なんとか乗り越えて欲しい!
2022/06/23
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