あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)
あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28) / 感想・レビュー
しんごろ
こいつはいけねえ。いけねえよ~。(あれ、どこかで聞いたような…)それぞれの登場人物が、気になる終わり方ではないか。まあ、いろいろあったねえ。良い事もあれば悪い事もある。一筋縄ではいかないね。惣ぼんも意地が悪いわ。惣ぼんの本音を知りたい。主従関係が壁になり想いは遠まわし。袂を分かちあった姉妹。逆に結の気持ちを知りたくなった。とにかくいろいろあったけど、地道な努力と懸命に絞り出す知恵、何よりも縁を大切にしたからこそ、五鈴屋がここまで発展できたと思う。個人的には慌ただしく終わった感じで、残念な最終巻に思った。
2022/08/22
Sato19601027
あきない世傳 金と銀(風待ち篇、出帆篇、大海篇) 江戸へ出て8年目から16年目まで、江戸を襲う大火、呉服商いの再開、衣装比べ、田原町の地域の繋がり。 怒濤の最終編。幸の知恵と工夫、五鈴屋を取り巻く人々に感動。
2023/05/25
ゴルフ72
「完結かぁ・・・」何故かラスト数ページで思わず「うッ!」なってしまったのは私だけ?最後の最後までハラハラドキドキ!高田先生有難うございました。嬉しいのは特別巻が2冊出るんですねぇ~今から楽しみしたいです。
2022/08/16
hiro
前シリーズは毎回新刊が待ち遠しく、発売日に買っていた。一方このシリーズは、最初幸が好きになれず、しばらく図書本を読んでいた。しかし途中から、いろいろな苦難にも負けず「買うての幸い、売っての幸せ」を真摯に実践していく幸の姿に、また発売日に買うようになった。前巻を読み終えて、まだ2,3巻続くと思っていたので、本巻で完結と知って驚き、これで終わりだと思うと読み終えるのが寂しくて、読むのに時間がかかった。火事や裏切り等々の苦難に遭っても、いつもお客様、仲間や奉公人を大切にする幸に勇気をもらえた。ありがとう幸。
2022/08/13
ひさか
2022年8月ハルキ文庫刊。書き下ろし。シリーズ13作目にして完結編。思わせぶりな会話があり、少しはらはらしたが、そうでもない展開で、大団円。賢輔が言う「金を生かす銀になる」がタイトルに繋がり納得。五十鈴屋出世双六が楽しい。
2022/09/18
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