KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

EV 日本自動車産業の凋落 (ハルキ文庫 た 20-3)

EV 日本自動車産業の凋落 (ハルキ文庫 た 20-3)

EV 日本自動車産業の凋落 (ハルキ文庫 た 20-3)

作家
高嶋哲夫
出版社
角川春樹事務所
発売日
2022-08-31
ISBN
9784758445115
amazonで購入する Kindle版を購入する

EV 日本自動車産業の凋落 (ハルキ文庫 た 20-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

EUではハイブリッドを含むガソリン車を2035年に禁止すると決定した。中国でも2035年にEVとハイブリッド車のみにすると宣言したが、その中国も一気にEVに舵を切る可能性は否定できない。何しろ国民がどう思おうと国家が強制的に実行できる国だ。最大の市場である中国がそうなったら…。日本もEV化を早めるしかないのだろう。小説であるが故にかなりステレオタイプ的に描いてはいるが、シナリオとしては充分あり得るように感じた。そうなった場合問題なのは自動車メーカーよりはインフラ整備と電力供給ではないだろうか?★★★★

2022/09/14

higassi

★★★★☆ 立ち寄った書店で目に留まった一冊。単行本の出版からの1年でも脱炭素の動きは一気に加速しましたが、著者が指摘する政府や産業界の状況は今でも十分に的を捉えていると感じました。登場人物たちがステレオタイプな印象ですが、その分かりやすさ故に本題に集中できて、著者の作品の良さでもあります。

2022/10/03

ohion

実に面白かった。CASE、大変革と言いつつ、日本の自動車産業界は何か変わったのか。危機感が感じられない。ここで語られたように凋落の一途を辿っているのではないか。経産省官僚が必死に自動車業界を、日本経済、国力をなんとかしようと奔走する様にひかれる。この本もまた予言の書となるのか。

2022/09/16

Sato19601027

官主導の大改革。その鍵が詰まっている。日本は本当にEV化に乗り遅れるのか。

2023/05/09

Oh!やまびこ

今の自動車製造業の状況にフィクションを交えて執筆された小説。かなり現実味を帯びている。各所でEV化に伴い懸念される問題点も提起されている。地球温暖化が要因となる気象変化が唱えられ、第一次産業への影響も報じられている。日本における温暖化ガス排出量の9割がCO2で、概ね18%が自動車等の運輸関係での排出と試算されている。地球規模でみると日本の占める割合は3%程度で、日本の運輸関係排出は約0.49%。世界全体として取組む潮流の中で占有率が低いからと後回しに出来る訳も無く、牽引役の日本を示す必要が求められている。

2023/02/13

感想・レビューをもっと見る