笑わずに生きるなんて: ぼくの自叙伝
笑わずに生きるなんて: ぼくの自叙伝 / 感想・レビュー
工作魂
昭和53年(1977年)に書かれた、赤塚不二夫さん初のエッセイ集。5ページ未満位の短編の集まりで、文書がとても読み易い。赤塚マンガのなんとも説明できない笑いは、氏の目指すところなのだと分かる。戦後のマンガで劇画と共にギャグマンガがそれまでにない画期的なものだったんだなぁ。 全編面白く読めるのだけれど、特に興味深いのはタモリさんについて書かれた「鬼才・タモリとの出会い」。タモリさんの芸がいかに画期的で見たものをくぎ付けにしてしまったか。タモリさんも赤塚不二夫さん同様に好奇心旺盛な方なんだろうなぁ。
2022/10/10
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