老い力
老い力 / 感想・レビュー
アーちゃん
図書館本。著者の五十代~八十代までに書かれたエッセイを、年代別に再録したものです。五十代では怒れるおばさん、六十代で老いについて、七十代、八十代でいずれ来る死について、と読む順になっており、それなりに段階は踏んでいるのですが、各章の冒頭に著者の年代があるのみなので、個々の文章または章ごとに初出の年月日をつけてほしかったです。元になる本について最後の方に注釈があるのですが、御大が五十代だと大体三十~四十年前で…などといちいち考えるのが面倒。再掲だから仕方がないのかな。
2016/09/06
あつお
心の温かさを実感する本。 僕自身、幼少期に祖母宅の近くで暮らしていた頃。毎日のように「寒いから上着を着なさい」など、口うるさく言われた。しかし、社会人になり離れて暮らすと、そんな当時を懐かしく思う。 狩猟採集生活をしていた人間は、文明を発達させ便利に暮らせるようになった。だが人間の欲望には際限がない。これ以上テクノロジーを発達させ、人間はどこに向かうのか。労働時間が減少すると謳った、100年前の予測は大ハズレ。時間と心のゆとりを大切にしたいと思う本でした。
2022/02/11
R
鍋を磨き、釜を磨き、やかんを磨く。
2024/04/19
hisakodosu
佐藤さんの別の本の順番待ちをしている間に読んでみようと手にした。なかなか面白く他の本も読もう。
2016/11/12
わたがしはかせ
★★★☆☆生き生きと活発な老後を目指せみたいな風潮があるけどそれは若い者の勝手な希望だよ、というのはその通りですね。尊厳死という言葉を最近聞かないけど、死に方の自由を個人として社会としてちゃんと考えておかなければ。
2012/12/27
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