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上機嫌な言葉366日

上機嫌な言葉366日

上機嫌な言葉366日

作家
田辺聖子
出版社
海竜社
発売日
2009-04-22
ISBN
9784759310689
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上機嫌な言葉366日 / 感想・レビュー

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やすらぎ

人の心は日々変わってゆく。上機嫌な気分は蜃気楼のように、366日の感情が綴られている。…書物と自然を愛してほしい。包容力に富み、肌も心も美しくするから。寒さを知っている人は素敵である。ことに長い冬を終え、春のことぶれがはじまるとき、私たちはじっとしてはいられない。花をたずね、鳥を求め歩く。この世には美しいものがみちみちている。雪解けが間近に迫るなか、いかに愉しくいられるか。「春の雪 恋儚くも 愛を知る」恋のはじめも、その思いびとの名を知ることからはじまる。散り際に愛の永遠を誓う。人それぞれ、魅力それぞれ。

2022/02/13

ヒロミ

おせいさんの作品や随筆から選んだ366個の言葉。どれも人生の機微をやさしくすくい取った沁みる言葉ばかりだ。よく食べ、よく寝て、人を愛し、ときどきは曖昧にナアナアにしながらしなやかに人生を生き抜いていきたいな。白黒つけるだけではない、曖昧な部分にこそ生きる知恵があるのだと教えられた。おせいさんの随筆は大好きです。本の形も正方形にピンクでかわいらしく、いくつになっても乙女心を失わないおせいさんそのもののよう。

2018/05/21

アクビちゃん@新潮部😻

【図書館】紅茶を飲みながら、ゆったりとした気持ちの時に、読むのが最適な366の言葉たち♡ 怒りん坊の私には「怒ると人生の貯金が減る」など、耳が痛い(^_^;) そして、反抗期の次男に手を焼いてるので「一緒に住んでる人間の顔色を見、いつも上機嫌で居らせてやりたい、ト。ブーとむくれた顔をさせるまい、ト。そのことに心くだいて一生を送る、これは人間のいちばん大切な仕事と違いますか?」人生や家族の在り方に考えさせられました。家族が快適に過ごせるように心配りできる以上の仕事はないと、誇りをもって母親を頑張ります❣

2021/08/19

暴走妄想族

家に帰ればいつも機嫌の良い妻、いつも心穏やかな母がいる、それだけで家庭はうまくいくという考え方にとても共感。でもいつも機嫌が良いというのは実に大変なことで、心の修業が必要。そのために人と出会い人を愛し、本を読み、まずは自分を愛せる人にならなければ。ハッとさせられたり、「そうそう」と頷いたり、一言ずつ噛み締めるように読んだ。一度通読したので、あとは毎日聖書のように、その日その日の言葉を大切に読んでいきたい。表装も素敵で手にするだけでフェロモンがジワジワ出てきそう。

2013/01/01

よめしま

田辺聖子さんの結婚観がやさしくて良い。長い長い平凡な日常を、お互いに褒め合って甘やかして楽しく過ごしていきたい。

2023/04/01

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