勉強力
勉強力 / 感想・レビュー
しょーた
著者の意図する勉強力とは、読書(特に古典)を通じて教養を身につけ、①仕事に必要な基本的な能力を、総合的に鍛え上げていくこと、②人生を豊かにすること、を目的として書かれている。ビジネスパーソンに必要な資質を、教養の視点から掘り下げて説明しており、目から鱗の主張が多く参考になった。特にGPS機能や発問力のトピック。また、著者が提案する芋づる式読書や教養ナビゲーターの方法は読書メーターが代替的な役割を果たせると思った。勉強は生きる原動力であり、豊かな人間性を培うものでもある。勉強は人生最大の娯楽だ。
2014/01/19
たかぴ
35歳から自主的に学ぶことを勧めている。そのための読書の仕方が書かれています。古典の読み方として解説書を読みながらだと理解が深まる。。芸術観賞も解説書を読んでから鑑賞すればただ観ただけで理解がないまま終わってしまうことがもったいない。洋書の読み方も訳者によって描かれ方が違うので自分にあった訳者で読むといい。芋づる式読書法は1冊の本から広がる参考など普段の自分からは手に取らない本を読んでみることで未知の世界を旅することが出来る。これからも知らない世界を知るために読書を通じて学びます。ありがとうございました。
2019/12/21
コダマ
キーワードは「マイ古典」を持つこと。上手に古典と親しめば、教養を得るだけではなく、間違いなく人生が豊かになる。社内教育制度を打ち出している会社もあるけど、会社が欲しいのは自習でステップアップしてくれる人、そういうう若者が欲しい。それにもし、誰かをリストラしなければいけないときは、自習できない人間は切られてしまう、勉強の差は大きい。ただ35歳を過ぎた時にコレまでの資格や昇進のための試験をクリアするための勉強だけでは不安を覚えた著者。人生を充実させる1つの要素として、新たな勉強欲が芽生えた。
2021/01/24
morinokazedayori
★★★★★凄い本だった。勉強することの楽しさ意義深さを、これでもかこれでもかと説いてくる。文中にたくさんの本が紹介されており、全部読んでみたいという気持ちにかられる。様々な分野を学ぶ楽しさが紹介されており、この本(本書)も面白いが、こんなことをしている場合ではない。あらゆる分野を広く深く学ばねばと、いてもたってもいられない気持ちになる。著者の思惑にまんまと乗せられてしまった。凄かった。
2015/07/26
しき
娯楽に虚しさを感じたら、教養だ。教養とは『面白さや奥深さを感じるための知識・技能』『生きる上で必要な「真」「善」「美」』のこと。上手に古典に親しめば、教養が高まる。その上、仕事に役立つ能力が強化されるし、善く生きるための羅針盤が得られる。本書は、そのために必要な本や道筋を教えてくれる。音楽・美術・古典芸能のようなとっつきにくいジャンルにも触れているのがありがたい。僕も、教養を身につけて生まれ変わり、好きな音楽、観光地、食べ物と再会しようと思う。きっと、今までよりずっと活き活きと目に映ることだろう。
2015/12/26
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