老いの可能性: 老いて学べば、則ち死して朽ちず
老いの可能性: 老いて学べば、則ち死して朽ちず / 感想・レビュー
団塊シニア
老いの生き方について作者の持論を展開してるが非常に向上心、好奇心、知識欲があり、肉体的に衰えても精神的に衰えないことが大切であるという言葉は説得力がある。
2017/03/25
葉
80を迎えた今こそ自分の好きこと、やりたいことを主体的に選ぶことができ、時間もエネルギーもそこに注ぎ込むことができる。老いの季節をいかに生きるかというテーマである。老いという武器は発想力や自分自身のコントロールなどの特性がある。人間の可能性は何歳でも学ぶことができることにある。老いると結晶性能力が高くなるというデータを見たことがある。
2016/09/01
okatake
ノムさんの人生論。御自身の今までの経験と古今東西の叡智から引いてきた言葉が沁みる。 老いとは、人生の後半戦。今までの経験を活かし、若いときにできなかったことを行っていく時期。 人生を歩み続けてきたからこそ、できる、できるようになる、やりたくなることがあるはずです。 副題でもある佐藤一斎の言葉 老いて学べば、即ち死して朽ちず いつまでも前向きに、人生を学んでいきたいですね。
2019/09/17
のり
老年期は自分の好きなこと、やりたいことを主体的に選ぶことができる。「少く(わかく)して学べば、則ち壮にして為すことあり。壮にして学べば、則ち老いて衰えず。老いて学べば、則ち死して朽ちず。」江戸時代の儒学者佐藤一斎の言葉。老いを楽しむ。目利きは年をとったものの特権。知の泉は枯れない。学び続けるかぎり成長する。書物は言葉の宝庫であり、自分の経験を表現するための参考書。自分の役割は自分で作る。失敗と書いて「せいちょう」と読む。人は年齢を重ねたから老いるのではなく、理想をなくしたときに老いる。
2016/09/06
三歩
これは知将・野村克也監督の人生80年の結晶だ。老年期の方を対象としているみたいだが、その80年の結晶は、働き盛りの30代・40代こそ心得ておくべき内容だと感じた。新しい事を学ぶ「流動性知性」は若い方が優れているが、年老いてもなお伸び続ける「結晶性知性」というものがあるそう。働き盛りの私たちが今どのように成長し、年老いてからも成長し続けるために、是非とも野村監督の言葉を胸に刻んでおきたい。良い道標となってくれるだろう。歳老いても貪欲に成長し続けるその意志たるや尊敬に値する。凄い人だ。
2016/05/29
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