老いの世も目線を変えれば面白い
老いの世も目線を変えれば面白い / 感想・レビュー
ひかりパパ
今年は父の7回忌の法要を3月に行った。この5年のうちに母、妹の亭主、妹の義母、家内の姉の亭主と身近な者が相次いで亡くなった。急に「死」が近づいてきた。そして体調不調も重なり「終わり」を意識せざるを得ない。「終活」という言葉は余り好きになれないが人生のゴールを考える必要はある。暗くなりがちな老いを程よく生きることが理想。吉永さんはあんまり頑張り過ぎず、あきらめず、角度を変えて考えることを勧めている。歳をとることは悪いことばかりではないと思いたい。
2016/10/04
ばちゃ
父を見ていると、病院で施設でご老人たちを見ていると、最近正直けっこう歳を重ねることが怖くなってきている。テレビで紹介されるような元気一杯のご年配の方は一握りだという現実にも気がついてしまった。でも、まあ闇雲に怖いと思うこともないとこの本を読むと思える。きちんと自分と向き合って、自分がどう生きて死にたいのかをきちんと考えることができれば、そう怖いことでもないのかもと思えた。それだけで収穫。私は父に彼自身の老後というものにきちんと向き合わせなかったのかもしれない。それが1番親不孝だったのかもしれないと思う。
2016/11/26
Humbaba
未知というのは恐怖を倍加させる。だからこそ、自分が何に対して不安を抱いているのかを客観視することが大切である。その対象がわかれば、実際に不安を感じるほどの問題なのか、それとも大したことのない問題なのかが評価できる。また、不安を感じるような問題だとすればどうすれば解決するかも見えてくるだろう。
2016/08/18
Humbaba
結果的には同じであったとしても、どのようにして依頼をされるかによって受け手側の気持ちは大きく変わる。だからこそ自分の発言によって相手がどう受け取るかをよく考えた上で発言することが大切になる。自分がそう感じるのだから相手も同じように感じると認識した上で行動できれば、互いに気持ちよく暮らしていける。
2017/12/08
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