池袋シネマ青春譜
池袋シネマ青春譜 / 感想・レビュー
晴れの国のにっしぃ
ドキュメンタリー映画監督・森達也氏の自伝的ノンフィクション風小説。図書館で書棚を眺めていて目に留まった一冊です。手にとって、プロローグの最初の一文《ムーミン谷に棲みついたスナフキンのように、ひとりで静かに暮してみたい。》に心惹かれて読みました。現在はドキュメンタリー監督として名を馳せている氏ですが、この物語は立教大学卒業前後の映画サークル、演劇サークル、そして研究生として入った劇団などで役者を目指してもがく氏の青春(氏にとっての“ムーミン谷での生活”)が描かれている。 *
2010/10/13
らん
タイトルに惹かれて…想像と違う内容だったけど、「何もかわっていない」に共感します。
2012/05/06
8bunbun
映画や舞台をぴあで探して過ごしてた頃と重なるところもあり懐かしい時代を思い出す
2018/10/19
shi-take
先輩ですね。大人になったら、小さい頃憧れていた"大人"のなれるもんだと思ってた。でも何も変わんないもんなんだろうなあ。
2014/09/23
KATE TAKAHASHI
克己が自分の将来についてとにかく優柔不断である点が今の自分に似ていた。池袋という慣れ親しんでいる町が舞台になっており、そこで展開される人間関係の変化などに興味深く読めた。将来の自分に期待し仮託している今の自分がいて、そんなことをしても人は簡単には変わらないということを突きつけられたのは印象的である。
2017/01/06
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