脳の中の小さな神々
脳の中の小さな神々 / 感想・レビュー
木ハムしっぽ
2004年に刊行された、茂木健一郎氏が最新の脳科学を歌田明弘氏に解説する本書。「クオリア」という言葉が認知され始めた頃の著作かな?改めて不思議に思うのは、脳内の神経活動はシナプスが発火するかしないかの0、1のデジタルな世界なのに、自意識として認知するのはアナログな感覚なこと。
2022/10/16
Taizo
著名な脳科学者である茂木健一郎氏にインタビューをするという形式の本。 「現代日本は見かけのわかりやすさの病にかかっていないか?」「一人一人が自分のユニークな可能性を追求していくことが求められるこれからの日本では、杓子定規なノウハウは邪魔になるだけ」 など2004年当時から現在日本で言われているようなことを熱く語っているのは先見の明を感じる。 特にネガティブなストーリーはネガティブを蔓延させるからポジティブなもので溢れさせろ、というストロングスタイルには共感した。
2019/03/26
村上春巻
☆☆☆★★
おたきたお
モノの見方には共感をする部分があるが、この人の研究対象である「クオリア」の考え方には抵抗がある。確かに仮説の積み重ねは大切だが、この「クオリア」にはかつての社会学・心理学で使われた「勝手なカテゴリ分け」(例えば長期記憶/短期記憶とか、群集のカテゴリ分け方とか)と同じ香りがする。
2006/01/01
Yota Sasaki
茂木さんの本の中でも一番好き。
2011/08/01
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