東京ファイティングキッズ
東京ファイティングキッズ / 感想・レビュー
おさむ
内田樹さんが自伝の代わりに提案した幼馴染の平川克美さんとの往復書簡の文庫本。回が進むにつれて2人の文章が似て来て、どちらが書いてるのか判別しにくくなる。「内田樹語」というべき内田話法の持つ強さを感じます。新幹線で斜め読みでしたが、最も印象に残ったのは、人間についての判断の根拠が最近はデータになってしまったが、本来は逸話であるべきだとする箴言。僕達はうまく判断出来ない経験は長い物語を語ることで不可解さや謎を込みで保存して来た。物語は読み手の読み込みにより情報の量も質も変化する。データよりももっと物語を!
2018/04/16
ペールエール
面白い。 やり取りする書簡の中でのさりげない一言に、つい考えさせられる。 思想も似た2人の筆者だが、もっと彼らの本を読んでいきたいと思った。
2014/01/06
逸
内田樹先生と平河克美さんのメール集。内田教にとりつかれつつある昨今、ほんとうにこの方の得体の知れなさ加減にびっくりする。圧倒される。それが、昔なじみの友達とのメールのやり取りの中では妙に調和を保っていて不思議なところ。『ヨットハーバーでありたい』って、言えてしまう内田先生がとても好き。
2009/11/06
ぎー
交換メールのスピードがすごい。
2017/03/08
tk
どこかに既視感が……。なぜだろう…。
2011/11/08
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