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スエズ運河を消せ: トリックで戦った男たち

スエズ運河を消せ: トリックで戦った男たち

スエズ運河を消せ: トリックで戦った男たち

作家
デヴィッド・フィッシャー
金原瑞人
杉田 七重
出版社
柏書房
発売日
2011-10-01
ISBN
9784760140206
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スエズ運河を消せ: トリックで戦った男たち / 感想・レビュー

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スー

125名マジシャンのジャスパーマスケリンがマジックの技術を活かしてロンメルと戦う小説のような話です。最初は相手にされなかったジャスパーが長老を味方につける為にマジック対決から始まり戦車をトラックに偽装したりダミー戦車を製造しアレキサンドリア港とスエズ運河を消す潜水艦や戦艦のダミー製造そして3隻のボートで上陸作戦で敵を混乱させダミー戦車4両でロンメルの奇襲部隊を撃退するなどの痛快な話から戦争に貢献出来てるのかという葛藤や親友の戦死での挫折そして愛する妻と離れる寂しさ人間ジャスパーを感じられる面白い本でした

2021/10/28

ごへいもち

マジック発の偽装作戦は胸がすくというよりやられる敵も人間だと思うとスッキリしない。ダミー作戦で命を落とす兵隊もいてやるせない。カンバーバッチ主演の映画になるという情報もあり、そんなイメージで読んだり(^◇^;)

2018/12/04

チョモ

第二次大戦期、戦場に降り立った魔術師が居た。持ち前のトリックを駆使し敵を欺くその男の名は、ジャスパー・マスケリン。奇想天外な彼の戦いを描いた小説仕立てのノンフィクション。訳文に少し退屈さはあるものの、マジシャンならではの発想に驚かされます。港、運河、戦艦まで。あらゆるモノを消して魅せた彼の掌には、様々な想いが込められていました。希代のマジシャンの活躍と内面に迫った快作ですが、全編が彼のダミー作品集になっているのはご愛嬌か。嘘の様な本当の話、本当の様な嘘の話。どっちでも好いじゃありませんか。ヘイ・プレスト!

2014/05/25

散文の詞

ちょっと長いけど面白いです。個々の問題にどう立ち向かうのか、ワクワクしながら読めます。ノンフィクションとして淡々と語られるのも好感がもてます。そう、実際にマジックを行ったのだからびっくりです。その当時でも、写真はあっただろうから、もっと、絵としてとらえてみたかったですね。

2019/07/25

たらお

第二次世界大戦アフリカ戦線。ドイツ・ロンメルと戦ったイギリス軍に所属していたマジシャン率いる偽装部隊の話。「スエズ運河を消せ」は指令のごく一部。「ドイツ軍が空からスエズ運河(全長は160kmを超えるが、幅は70m満たない)に侵入してこないように運河を丸ごと消したい」の問いにどんな答えを出すのか?素人考えでは、布で隠す?(⇒とんでもない面積)鏡を張る?(⇒爆弾を落とされると穴が開く)などなど考えたが、出された答えは恐るべき光の罠。侵入すると無数の光で平衡感覚を失ってしまうというもの。でも助長だよなぁこの本。

2016/02/20

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